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【ベラトール】堀口恭司のミックス戦をマイク・ブラウンが分析「勝つことができた、いくつかのミスがあった」

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2022/04/28(木)UP

ミックス戦を振り返る堀口(堀口恭司YouTubeチャンネル)

 4月24日にハワイで開催された『BELLATOR 279』バンタム級ワールドGP準々決勝(1回戦)で、パトリック・ミックス(米国)に判定負けをしたRIZINバンタム級王者・堀口恭司 (ATT)。
 昨日27日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、あらためて試合を振り返ると同時にATTコーチのマイク・ブラウンが登場して敗因を分析した。

【動画】堀口があわや一本負け!チョークを極められそうになった瞬間

 堀口は相手に印象について、「研究していたようにバックコントロールがうまくて、抜けづらいなと思いました。抜けられても、どうしても長い時間がかかってしまったのが大きな敗因ですね」と冷静に振り返った。バックからチョークを極められそうになった場面は、「落ち着いて対処していたので、そこまでは危なくないなと思っていました」と明かした。

 ゲームプランは、「寝技に持ち込まれないように打撃でやっていこう、チャンスがあったらどんどん攻めていこうと思っていました」と堀口。寝技師ミックスとの試合だけに堀口が得意の打撃を当てる作戦は当然として、なぜバックを許すことになったのだろうか。ここでATTコーチのマイクが登場して、試合を分析した。

ミックスにバックを取られる堀口@bellatormmaより

「もっと楽に勝てた試合だったかもしれないけど、いくつかのミスでラウンドを失ったのが痛かった。ミックスはボディトライアングル、ボディロックが得意なので、これで苦しめられた」と言う。ミックスはボディロックで堀口の上半身に両腕を回して固め、バックに回って四の字ロックでボディトライアングルの体勢を作った。この攻防が1Rと5Rにあり、ここが勝敗を分けることとなった。

 それを誘因してしまったのが、堀口の最初のパンチだったと言う。マイクは、「恭司の一発目のパンチでバックを取られてしまった。あれでミックスは、ほとんど体力を使わずに済んだ。一発のパンチでミックスが、有利なポジションになってしまったんだ。その結果、恭司は2R目に慎重にならざるを得なかった」と悔しがった。

マイク・ブラウンコーチは、堀口が勝てた試合だったとミックス戦を分析した

「その後、恭司は、ようやく体が慣れて動き始めたことで2、3Rを優位に運ぶことができた。打撃がさらにヒットするようになった。3Rは後半にバックを取られたけど、振りほどくことができた。ミックスにつけるジャッジもいたため、これで2₋1でミックス。4Rは恭司の打撃が当たり、ここを勝ち取って2-2となったいた」と接戦だったことを明かした。

 そして勝負となった、最終5R。「ミックスはケージ際へ追い込む動きで、ロックダブルの体勢を狙い、再びバックに回ることに成功した。恭司は振り払い、いいポジションが取れたが、最後の30秒でバックに回られて終了した」と最後の攻防で勝敗が決したと言う。

 判定49-48と1ポイント差で堀口が敗北。かなりの接戦だったことが、数字を見ても分かる。その上でマイクは「この試合は恭司が勝つことができたのは間違いない」と断言。「ほんの少しでも違っていれば結果は異なっていた」と最初のパンチの攻防を悔しがった。

 堀口は、「すごく悔しいです。これから強くなるために、前を向いて強くなります。絶対、次、強くなって帰ってきます」と力強く語った。2連敗と追い込まれているが、マイクが語るように絶望的な状況では決してないと言える。堀口のNEXTに期待したい。

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