【DEEP】王者・神龍誠が王座統一戦にバキバキボディで計量パス「ベルト1つに、UFC目指す」暫定王者・藤田大和と対戦=5.8後楽園
5月8日(日)、後楽園ホールで開催する『DEEP 107 IMPACT』の前日計量が都内にて行われた。メインイベントの『DEEPフライ級王座統一戦』に挑む王者・神龍誠(神龍ワールドジム)と、同級暫定王者・藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)はともにリミットの56.70kgで計量をパスしバキバキのマッスルポーズを決め万全のコンディションでの王座統一戦になりそうだ。
【フォト】”キレッキレ”神龍と藤田大和がボコボコ腹筋でマッスルポーズ!
当初は前回の3月大会で行われる予定だった統一戦だが、神龍のコロナ感染で今大会にスライドした。
マイクを握った神龍は「ハッキリ言って、レベルも違うし、器も違うんで、明日はパチモンのチャンピオンをぶっ倒します。楽しみにしてください」と挑発。藤田は「明日、待ちに待った統一戦。死に物狂いで獲りにいきます」と意気込みを語った。
計量後に藤田は握手を求めたが、神龍はこれを拒否して背を向けた。バチバチの火花が散る統一戦。神龍は囲み取材でも藤田のことを批判した。
「圧倒的に勝って、ベルトをひとつにする。本物と偽物をハッキリさせる」と統一戦で自身が本物になると強気だ。藤田のボクシングテクニックについては、「ボクシングでオリンピックに行けなかったわけだから、どこにいっても一番にはなれない。打ち合いも大丈夫。MMAのボクシングは、普通のボクシングとは違うから」と問題にしていないという。
RIZINでフライ級のベルトが新設されるという噂については、「タイミングが合えばという感じですね。UFCを目指しているんで。まあ、RIZINのトーナメントで優勝すれば知名度は上がるんでしょうけど」とUFCに目標を集中している神龍。今回の藤田戦で勝敗を分けるポイントについて質問すると、「3Rはいらないということです」と短期勝負に出ることを匂わせた。
対する藤田は神龍のイメージを「グラップラー」語り、試合展開については、「打撃はやってこないでしょうね」と寝技の展開を想定しているという。今回のテーマは、「動きで負けないこと」と藤田。3月から5月に試合が延期になった影響は、「最初はマジかよと思いましたが、その3カ月分、成長できたのでよかったです。寝技のスクランブルとかやってきたんで、今まで見たことのない動きができると思います」と自信満々に語った。
神龍が強気の発言で挑発したことは、「想定内ですよ」と余裕の笑みを見せる藤田。舌戦は互角だ。正規王者か、暫定王者か、どちらが真の王者になるのだろうか。
<2人の近況>
神龍はレスリングをバックボーンに持ち、15歳でプロデビュー。2019年にDEEP史上最年少の18歳で暫定王者決定戦を制し王者となる。その後、第4代DEEPフライ級王者・和田竜光の王座返上により、第5代王者に昇格した。20年8月の『RIZIN.23』では第3代ZST王者・伊藤盛一郎からチョークスリーパーで一本勝ち。その後、神龍は地元・宮城でジムをオープンする準備のため試合から離れ、昨年10月に元修斗王者・福田龍彌と対戦。1年2ヵ月ぶりの実戦で判定勝利をあげた。
藤田はボクシングでアマチュア5冠を達成しMMAに転向。プロデビュー戦となった17年のRIZINで那須川天心と対戦し判定負け(MMAルール)、同年キックルールで再び那須川と対戦しKO負けを喫したが、その後はDEEPでキャリアを積んできた。昨年2月には渋谷カズキをTKOで破りフライ級暫定王座を獲得、続く6月大会では山本聖悟をTKO。前戦の9月大会では元アウトサイダー王者・伊藤裕樹に判定勝利し、初防衛に成功した。現在6連勝と絶好調だ。
<全試合計量結果>
▼メインイベント(第8試合) DEEPフライ級 王座統一戦 5分3R
神龍誠(神龍ワールドジム/王者)→56.70kg
vs
藤田大和(リバーサルジム新宿 Me,We /暫定王者)→56.70kg
▼セミファイナル(第7試合) DEEP バンタム級暫定王者決定戦 5 分 3R
DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)→61.00kg
vs
CORO(K-Clann)→61.05kg
▼第6試合 DEEPフェザー級 5分3R
神田コウヤ(パラエストラ柏)→65.95kg
vs
青井人(BLOWS)→66.00kg
▼第5試合 DEEP 58.5kg 以下 5 分 3R
福田龍彌(MIBURO)→59.00kg
vs
ビョン・ジェウン(フリー)→58.40kg
▼第4試合 DEEPフライ級 5分3R
伊藤裕樹(ネックスイチムエ)→57.00kg
vs
関原翔(K-PLACE)→57.20kg
▼第3試合 DEEP ライト級 5分3R
小金翔(フリー)→70.80kg
vs
ケンヤスキー(ALIVE 沖縄/SHIMAZILIANS)→70.75kg
▼第2試合 DEEP メガトン級 5分2R
誠悟(AACC)→118.50kg
vs
稲田将(ISHITSUNA MMA)→101.50kg
▼第1試合 DEEP フライ級 5分2R
島袋チカラ(CORE)→56.75kg
vs
風我 (フリー)→57.10kg
▼オープニングファイト DEEP バンタム級 5 分 2R
山本有人(リバーサルジム東京スタンドアウト)→61.70kg
vs
小原卓(CORE 王子豊島)→61.15kg
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