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【海外キック】”欧州バンタム最強”シムセックがまさかの大逆転KO負け、前のめりに倒れ起き上がれず=オランダEnfusion

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2022/05/17(火)UP

”剛腕”で欧州最強の評も高かったシムセックが衝撃KO負け @mms.68

 欧州軽量級キックボクシング”最強”の男がついに負けた。5月14日(土・現地時間)オランダで行われた『Enfusion 106』で、バンタム級(61kg)王座トーナメントが行われ、21戦無敗(※所属ジムのSNSより)のムハメド・シムセック(21=オランダ)が、決勝戦で逆転ハイキックKO負けを喫した。

【動画】2度のダウン奪取から、まさかの逆転KO負け!”剛腕”シムセックがハイキック一撃で立ち上がれず

 シムセックはオランダのキックボクサーで、左右の大振りフックを武器とする剛腕系ファイター。地域タイトルを多く獲得すると、無敗のまま19年に欧州最大規模のキックボクシング団体『Enfusion』に参戦する。ここでも3戦3勝し、満を持して今回のトーナメントに参戦した。

 トーナメントは4人によるワンデイで、1回戦はフックで2RKO勝利。これで21戦21勝(12KO)と無敗記録をさらに伸ばした。

 決勝戦ではこちらもEnfusionで連勝するマシュー・ダールマンと対決。
 シムセックはいきなりのフック連打で、開始後10秒でフックによるダウンを奪う。立ち上がったダールマンをさらに追い込んでは、バックブローで2度目のダウンを奪取。

 このままKO勝利なるかと思われたが、怒涛の勢いで仕留めに行くシムセックを、ダールマン起死回生の右ハイキックが強襲。これがクリーンヒットし、シムセックは立ち上がることが出来なかった。

 シムセックは60kg前後の階級では欧州随一の強さを誇り、近年はロッタンやスーパーレックとも並び称されていた。日本のキックファンからも、武尊や那須川天心との対戦希望の声も多い。
 今回は衝撃的な初黒星を喫したシムセック。念願のベルトを負けなかったが、SNSで「私はより強くなって戻ってくる」と再起を宣言している。

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