【ボクシング】足ひねった?いや時間差KOだ!新星オリンピアンが見せた一瞬の右
5月22日(日本時間)、ラスベガスのアリムハヌリvsディグヌムのWBO世界ミドル級暫定王座戦のアンダーカードで興味深いKO劇が起こった。
KOしたのはプロ4戦目(無敗・2KO)で東京五輪の米国代表タイガー・ジョンソン(23=米)だ。ウェルター級6回戦で、相手は8勝4敗のアグスティン・ジェルバルド・クチャルスキー(アルゼンチン)。
試合途中、このクチャルスキーが大ぶりでパンチを振るい空振りしたところ転倒。足でも捻ったかと思わせたが、スローで見ると、何とその前に高速スピードの右が入っていたのだ。
このKOがあったのは3ラウンド目、2度のダウンがあり、最初のダウンでも右の大振りスイングをしながら倒れている。そのときはスイングの前にタイガーの右フックが入っているのがわかるが、2度目のダウンはモーションが小さいのもありわかりにくいが相手がパンチを振りかぶる前に既に右ストレートをヒットさせており、まさに”蜂のように刺す”かのようだ。
相手は左に体を倒しながらかわしたつもりだったが被弾していた。しかし相手はそこから大きく振りかぶり左フック!空振りするとそのまま崩れ落ち、コーナーからタオルが投げ込まれた。スローや別角度で見るとその一瞬のひと刺しは見事。
これでタイガーは4勝3KO無敗に伸ばした。タイガーはアマ時代、五輪代表の他に2016年のユース世界選手権で金メダル、2019年のパンアメリカン競技大会で銅メダルを獲得。このオリンピアンの今後の活躍に期待される。
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