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【ボクシング】まるで一瞬の居合抜き!デービスがKOでV3、ロメロはロープに突っ込みダウン!

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2022/05/29(日)UP

王者デービスが居合抜きのような一瞬の早業でロメロにTKO勝利した(Getty)

 5月28日(日本時間29日)米ニューヨーク バークレイズ・センターにてWBAライト級レギュラー王座タイトルマッチが行われ、王者ガーボンタ・デービス(27=米)が6ラウンドTKOで同級1位ローランド・ロメロ(26=米)を下し3度目の防衛に成功した。
 デービスのロープに追い詰められてからの一瞬のKO劇と足捌きはまるで”居合抜き”のような早業だった。

【動画】一瞬の”居合抜き”KOの瞬間

 デービスはメイウェザーの愛弟子で3階級制覇王者、9割を越す高KO率を誇る。対するロメロはKO率85%、互いに無敗同士ながら、KO必至の激しい戦いが予想された。

 1ラウンド、ロメロが積極的にジャブを放つ。デービスは下がって距離を測りながらパンチを返して行くが互いにヒットはなく、終盤にロメロの右がカウンターでヒットすると、デービスは効いてないアピール。
 しかし2ラウンドにはロメロの連打が、デービスを捉えデービスはたまらずクリンチ。ロメロは投げ飛ばし転がるデービス。デービスにややダメージか。しかしデービスは反撃し、左ストレートでロメロを大きく仰け反らせる。

1、デービスの左フックがヒット(SHOWTIME Sports
YouTubeより)

 3ラウンドもロメロがフェイントからの左フック、デービスも左ストレートでバランスを崩させるなど、いつKOが出てもおかしくはない展開。

 5ラウンドからデービスの狙いすました左が度々ヒットしロメロの顎を上げた。

 そして6ラウンド、前に出て攻めていくロメロ、下がりながら様子を伺うデービスだったが、ロープを背にしたデービスに攻めて来るロメロのパンチに狙いすました左フックがカウンターでヒット!デービスが居合抜きのように一瞬にパンチをヒットさせながらサイドに回り込むと、被弾したロメロは前のめりに真っ直ぐロープに突っ込みダウン!カウント8で立ち上がるが足がおぼつかず、レフェリーがストップ、6回2分39秒、TKOで3度目の防衛に成功した。

【選手データ】
・ガーボンタ・デービス(26=米国) 身長:166cm、リーチ:171cm、構え:左、戦績27勝(25KO)無敗、KO率:92.59%、主な戦績:現WBA世界ライト級レギュラー王者/元WBA世界スーパーライト級レギュラー王者、元IBF世界スーパーフェザー級王者、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者

▶︎次のページは【フォト&動画】一瞬の”居合抜き”KOの瞬間

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