【ビッグバン】城戸康裕「不気味」11年ぶり復帰のSHIRASUムキムキボディを警戒、旧K-1時代の隠れた名勝負で何かが起こる=前日計量
6月12日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『Bigbang・統一への道 其の42』の前日計量が11日に行われ、1名以外がパスし、明日の大会を迎えるのみとなった。メインイベント第2試合では、₋70kg契約で城戸康裕vs.SHIRASUが激突。両者は2007年に対戦しており、その際は城戸が判定2-0勝利。今回は15年ぶりの再戦となる。
K-1で活躍する城戸は“キングオブエンターテイナー”の異名を取り、自作の煽りVTRを作るなど、常にファンを沸かせてきた。旧K-1時代から活躍し、08年にはK-1 WORLD MAX日本王者となった。新生K-1では17年の世界トーナメントでは準優勝、20年3月の世界トーナメントでは3位といずれも好戦績を残している。
対するSHIRASUは、かつて白須康仁のリングネームで活躍し、元MA日本キックウェルター級王者、元WMAF世界Sウェルター級王者の肩書を持つ。2011年にはヨードセングライを破り、ケガを理由に引退した。今回が11年ぶりの復活となる。
計量は、城戸が70.00kg、SHIRASUは69.60kgでともにパスし、鍛え上げられた肉体を披露した。とくにSHIRASUは、久しぶりの試合とは思えないほどのムキムキボディを見せて明日の激闘を予感させた。
2人が並んだ会見で谷山歳於代表は、「この対決は2007年にMAキックのリングで実現し、僅差で勝利を収めた城戸選手が翌年のK-1MAX日本代表決定トーナメントに出場して優勝をはたした因縁があります」と、この試合の意味を説明した。
初対決で城戸に負けたSHIRASUは、その時のK-1MAXでリザーブマッチに回り、蜜山剛三をKOしたものの本戦出場は叶わず。翌2009年もリザーブマッチで尾崎圭司を破る活躍をみせたが、またしても本戦出場は叶わなかった。すべては、城戸に負けてから狂ってしまった印象だ。そして悔しい思いを抱えながら、2011年の引退となってしまった。
復帰した理由についてSHIRASUは、「15年前になりますが、城戸選手がK-1で優勝して悔しい思いをしました。そして引退後はEXFIGHTで総合格闘技の選手の打撃指導をしてきましたが、生徒に『後悔しないように』とよく言うんですけど、自分が一番、後悔しているよなと気づきました。ケガも完治して、昨年6月から復帰を考えてきて、相手はやはり城戸選手しかいないなと思いました」と今回の出場につながったという。
オファーがあった時に城戸は、「SHIRASU選手とは11年前にシルバーウルフジムで練習していたので、引退をされた時に『お疲れ様でした』という感じでお別れをして、それ以来、会っていませんでした。僕は、15歳からキックをやり続けて1カ月も休んだことはないし、ケガもしていません。3連勝していて、今もなお調子いい。
そんな僕に、SHIRASU選手が挑んできたので、『怖っ‼』って思いましたね。不気味なんですよ。だから、今回、滅茶苦茶、練習しました。少しの緩みもなくやりました」と万全の態勢を整えたようだ。
SHIRASUといえば、強烈なローキックが大きな武器だったが、「僕の中のSHIRASU選手は、そこらへんの外国人選手よりも怖いです。15年前に勝ったとはいえ、たまたまコンと当たったダウンがあっただけで内容は負けていましたからね」と城戸は警戒する。
2人の因縁を知る旧K-1時代からのファンは、おそらく今回の対決に興味を持つはず。城戸は「いち格闘技ファンの立場として見ても、すごく面白い対決だなと思います。でも当時の僕は20戦目、今回は79戦目になります。あの時とは、スタイルもまったく違うので、あの頃の自分と戦ったら絶対に今のほうが勝つ自信がありますよ」と断言した。
SHIRASUに城戸から勝つ自信はあるのかと聞くと、「勝てるというか、勝つしかないです。たしかに15年前と今では全然、違うと思います。城戸選手の活躍をみてきましたが、あの頃とは別人のように強くなっています。でも、それでも勝つしかない。それだけです」と覚悟を語った。
忘れ去られていた旧K-1時代の因縁が、ビッグバンのリングで再燃。明日は、城戸とSHIRASUの対決に旧K-1時代の懐かしい熱が蘇ってきそうだ。
<計量結果>
▼第12試合 メインイベント第2試合 3分3R70Kg契約ビッグバンルール
城戸康裕(谷山ジム/’08K-1WORLD MAX日本王者)=70.00kg
vs
SHIRASU(PROTAGONIST/MA日本キックウェルター級王者、元WMAF世界Sウェルター級王者)=69.60kg
▼第11試合 メインイベント第1試合 3分3R70Kg契約ビッグバンルール
ジョージ(T.G.Y/Bigbang Sウェルター級王者)=69.60kg
vs
喜多村誠(ホライズン・キックボクシングジム/元新日本キックボクシング協会ミドル級王者、元BOMミドル級王者)=69.40kg
▼第10試合 セミファイナル3分3R67Kg契約ビッグバンルール
山際和希(谷山ジム/第7代Krushウェルター級王者)=67.00kg
vs
野村太一(K.Bスポーツジム)=66.80kg
▼第9試合 フェザー級挑戦者決定戦3分3R延長1Rビッグバンルール
竹内賢一(TenCloverGym世田谷/前Bigbangフェザー級王者)=56.90kg
vs
龍斗(teamNOVA)=57.85kg(600gオーバー)※再計量
▼第8試合 Sバンタム級挑戦者決定戦3分3R延長1Rビッグバンルール
一航(新興ムエタイジム/元WBCムエタイバンタム級王者、元NJKFバンタム級王者)=55.00kg
vs
蘭丸(teamAKATSUKI)=55.00kg
▼第7試合 3分3R60Kg契約ビッグバンルール
林京平(湘南格闘クラブ/前Bigbangライト級王者)=60.00kg
vs
三輪裕樹(K-1GYM SAGAMI-ONOKREST)=60.00kg
▼第6試合 3分3R63Kg契約ビッグバンルール
迅也(北斗会館浅科道場)=63.00kg
vs
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)=62.80kg
▼第5試合 3分3R55Kg契約ビッグバンルール
鈴木太尊(谷山ジム小田原道場)=54.80kg
vs
梅田将成(KFGURAWA)=54.80kg
▼第4試合 3分3R70Kg契約ビッグバンルール
HIROTO(谷山ジム)=69.80kg
vs
青谷秋未(正道会館健明館)=69.80kg
▼第3試合 (特別試合)2分2Rビッグバンルール
羽山正之(BO)
vs
RuleR(務所族)
※計量なし
▼第2試合 3分3R52.5Kg契約ビッグバンルール
拓真(治政館)=52.55kg(50gオーバー)→52.00kg
vs
坂元浩一(ウィラサクレック湖北)=51.00kg
▼第1試合 3分3Rフライ級ビッグバンルール
小林拓斗(T.G.Y)=49.30kg ※デビュー戦
vs
柿颯太郎(TEPPENGYM)=50.70kg ※デビュー戦
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