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【DEEP】KO防衛の大原樹理「DEEPとRIZINのダブルタイトル獲得を目指す」次の標的はホベルト・サトシ・ソウザか⁉

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2022/07/10(日)UP

大原樹理はDEEPライト級王座の防衛に成功し、インタビューに応じた

 7月10日(日)に東京・TOKYO DOME CITY HALLで、総合格闘技イベント『skyticket Presents DEEP 108 IMPACT』が開催された。メインイベントでDEEPライト級王者の大原樹理(KIBA マーシャルアーツクラブ)が、挑戦者の石塚雄馬(AACC)をサッカーボールキックで1RにKOし、インパクトを残すKO防衛を飾った。大原は試合後、満面の笑みでインタビューに応じた。

【フォト】大原が右ストレート→サッカーボールキック連続KOショット

石塚(右)をサッカーボールキックでKOする大原(左)

 タイトル防衛戦で大原は、試合開始から打撃で勝負をしてくる石塚に対して、「俺を相手に、寝技ではなく打撃で来るんだ」と思ったという。大原の左ジャブに石塚は右ストレートを合わせてきたが、「石塚選手は前回の試合(川名TENCHO雄生戦=KO勝ち)で、味をしめて狙ってきたんでしょうけど、それは俺には通用しないし、想定内でした」と慌てることはなかったと明かした。

 そして、フィニッシュとなった右ストレートからのサッカーボールキックは、「相手の動きに反応して攻撃しただけ。とくに狙っていたとかはないです。でも右が入って腰が落ちたので、サッカーボールキックにつなげました」と大原はKOシーンを振り返った。

 防衛戦に成功したことについて「良かった」と安堵したようだが、その理由は「ようやくタイトルを獲ることができて初の防衛戦だったので、緊張しました。7年休んでいた選手(石塚)に負けたくなかった」とプレッシャーがあったという。大原はコンスタントに試合を積み、ここまでのし上がってきた叩き上げ。その努力を否定されたくなかったのだろう。

試合後、家族とともに記念撮影をする大原

 今後に向けての質問も受けた大原は、「もっと知名度を上げたい」とコメントし、「そのためにもDEEPとRIZINのダブルタイトル獲得を目指したい」と大きな構想を明かした。RIZINの現ライト級チャンピオンは、ホベルト・サトシ・ソウザ。絶対王者のサトシを倒すことはできるのか?と聞かれると大原は「自分は才能がなく、ようやくタイトルが獲れたくらいの選手。でも、時期尚早と言われるかもしれませんが、日本人では俺が一番、近い位置なんじゃないですか」と自信を垣間見せた。

 サトシの寝技に捕まる前に、殺傷能力の高い大原の打撃が当たれば、もしかしたらという幻想はたしかにある。大原は「RIZINでライト級の日本人が外国人に負けた時、“まだ大原がいる”という声がありました。もしも外国人との試合が組まれれば、やる覚悟はあります」と、いつでも出撃準備はできているという。

 RIZINライト級の日本の切り札として、大原樹理の名前が急上昇している。

▶次ページは、【フォト】大原が右ストレート→サッカーボールキック連続KOショット

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