2022/07/21（木）UP
（最終更新：2022/07/21 20:48）

公開練習でバック宙を披露した太田

　7月31日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.37』のRIZIN MMA Rules 61.0kgで元谷友貴（フリー）と対戦する太田忍（パラエストラ柏）が、公開練習を行い、リング上でひたすらバック宙をするという謎の練習に取り組んだ。前回のグラップリングマッチでバック宙を失敗したことが話題になったため、失敗しないようにしていたという。

【フォト＆動画】太田のバック宙練習、見事なバック宙の連続写真

　バック宙の練習では、何回も首を傾げながらトライする太田。着地がうまくいくと、“よし”という満足そうな表情を浮かべ、満足そうに練習を終えた。

　今回の練習について質問すると、「前回のグラップリングマッチで、バック宙を失敗してしまったら、ネットでバズったんですよね。だから、失敗しないように練習しました」と真顔で答えた。

身軽にバック宙を成功させる太田

　話題になったのは、5月5日に開催された『RIZIN LANDMARK vol.3』で中村大介と組み、所英男＆金原正徳とグラップリングマッチで対戦した試合。リングに上がった太田は、試合前にバック宙をするとバランスを崩してロープまで下がる場面があった。当日の試合では失敗については取り上げられなかったが、後にSNSで映像を切り取られて再生回数が2万回を超えるなど、広まっていた。

　太田は、「前回は試合よりも、そのシーンばかりが取り上げられてバズっていたので、今回はしっかり成功させたいなと思っています。試合前にやると失敗してケガをする恐れもあるので、周りから止められたりするんですけど、意地でも決めてやりたいと思っています」とガチで練習に取り組んでいるという。

　1分間のバック宙練習は、「寝起き10分でやりました」と語っていたが寝起きとは思えないほど鮮やかだった。納得するまでやるのは、リオ五輪レスリング銀メダリストであり、“忍者レスラー”のニックネームを持つ太田のプライドだろう。

元谷を破って、勝利のバック宙を披露するか注目だ

　太田の今回の相手は、フライ級とバンタム級でDEEPの2階級を制した元谷友貴。太田にとって今後を占う、大きな試合となりそうだ。太田は「元谷選手は、戦績も実績もはるかに自分よりも格上で、RIZINだからやらせてもらえるような相手です。自分の強いところで戦うだけなので、対戦が決まった時から覚悟はできているんで、ボコボコにさせていただければと思っています」と気合いを入れる。

　太田は「極め技もいくつか練習しているので、それも見せたいですね。でも勝つことが何よりも大事」と勝利至上主義を貫くという。バック宙を成功させて、その勢いで元谷から勝利を挙げて、次のステップへ向かいたいところだろう。

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