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【ボクシング】”無事だった”ロマチェンコが復帰へ、兵役から戻り笑顔でロス空港に「4団体統一する」

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2022/08/17(水)UP

ロマチェンコが兵役から戻り4団体統一を目指す!(Naoki Fukuda)

 世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(34=ウクライナ)が、16日(日本時間17日早朝)、ボクシングカムバックへ、ロサンゼルス国際空港に到着した。
 今年2月、母国ウクライナの防衛のため兵役についたロマチェンコ。安否も心配されていたが、空港では笑顔で記者団に手を振った。今年後半、リングに復帰する予定だ。

【フォト】無事で何より!ロス空港に降り立ち、笑顔のロマチェンコ

 ロマチェンコはライト級4団体統一という目標を見据え、南カリフォルニアの自宅でのトレーニングキャンプを開始する。
 ロマチェンコは今年6月に予定していた3団体統一世界ライト級王者ジョージ・カンボソス・ジュニア(オーストラリア)との対戦を兵役のために見送っていた。そのカンボソスは代わりにWBC王者デビン・ヘイニー(23=アメリカ)と4団体統一戦を行い判定負け。ヘイニーが4団体王座を持つ。

空港に降り立ったロマチェンコ(@trboxingより)

 米専門サイトボクシングシーンの報道では、ロマチェンコはコメントで「私は毎日ウクライナのために、人々のために……そして戦争を止めるために祈っています。戦争はとてもひどいこと。世界にとって非常に悪いことだ」と戦争について語った。
 そして「このときのために準備してきたし、このチャンスが必要なんだ。4団体統一する試合が必要なんだ」と念願の4団体統一に向けた強い意志と、踏み出せる喜びを語った。

 ロマチェンコは20年10月17日、IBF世界ライト級王者テオフィモ・ロペスと3団体王座統一戦を行い判定負け。一旦4団体の夢は潰えたかと思われたが、再び4団体を目指し復活。昨年に中谷正義、リチャード・カミーに勝利し4団体統一戦へに備えていたが戦争がチャンスを遠ざけた。
 ようやく本格的に練習環境に戻れるロマチェンコ、果たして4団体統一王者ヘイニーとの対戦なるか。

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