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魔裟斗、武居由樹のKO王座奪取を評価!改善点も「もし天心との対戦したら」

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2022/08/28(日)UP

武居がKOで東洋太平洋王者に

 8月26日(金)東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング[東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ]で王者ペテ・アポリナル(27=フィリピン)に5R TKO勝利し、第46代OPBF東洋太平洋Sバンタム王者となった元K-1王者・武居由樹(26=大橋)。会場で観戦した魔裟斗が自身のYouTubeで昨夜27日、武居について戦評を語った。

【フォト】武居の豪快KOシーンやリングガール、魔裟斗の戦評動画も

 魔裟斗は「入場から2年前のK-1の時の武居と顔つきが全然違う。子供から大人になった感じ」と評価。

 そして1Rから全ラウンドを解説した魔裟斗は、最初は倒そうと言う意識が強いのか、武居の動きが固くパンチが当たらなかったが、2Rからいきなりダウンを奪い、それ以降、リラックスできたのか上下に振るようになる。以降、王者の危ないと思えるパンチも語り、5RのKOまでを解説した。

レフエリーがストップ

 この調子だったら、あと1~2戦挟んで世界あり得ると魔裟斗。「でも一つ、改善してほしいと思った点は、武居の打ち合いの中でのパンチが、全部すごい強いパンチだから、打ち合うときの回転が遅い気がする。それを世界戦くらいに行くと力を抜いて小さいパンチでコンビネーションで打った方がいいんじゃないかな。これだけKOを重ねると、本人もKOを狙うし、お客さんも期待する。そこを本人分かってるから力んでしまう。世界戦だとちょっと怖い。そこを改善すると、さらに完成度が増すのかなと見ていた。まだまだ伸びるでしょ」と断言した。

武居がベルトを肩にかける

 また、成長点では「ボクシングではこれまで2R以内のKOだったため、初めての5Rだったけど、スタミナに問題はないなと感じたね。初めての長丁場、それでも全く問題はなかった」と語った。最後にファンから那須川天心戦との戦いが見たいと言う声も解説「天心とは全く違うタイプ。天心は小さく細かく早いパンチを打つ。武居は本当に”振る”と言う感じ。パワーは武居。しかしレベルが上がるほど小さく細かいパンチが必要になってくると思う。もし天心と対決した時、天心の細かくて速いパンチか、武居のパワーか、どっちかな。まぁ、武居のパンチが”ボコッ”と当たったら倒れるよね。まぁ楽しみだよね」と期待した。

 武居は現在スーパーバンタムの55.34kg。天心のベスト体重は55kgと言われるが、スーパーバンタムか、その下はバンタム(53.52kg)。どうなるのかまだ発表はない。武居は今後、バンタムに下げることも視野に入れているとされるが、天心はどこの階級に行くのか。なお、井上尚弥は4団体統一戦後はスーパーバンタムに階級を上げるとしている。いずれにしても楽しみな階級である。

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