前田日明「オープンフィンガーグローブなら朝倉未来が効かせていた」=メイウェザー戦
前田日明が28日、自身のYouTubeチャンネルで、25日に行われた『超(スーパー)RIZIN』のボクシングエキシビションのフロイド・メイウェザー(45=米国)vs.朝倉未来(30=トライフォース赤坂)の試合を分析し、オープンフィンガーグローブならば結果は違ったと語った。
【フォト&動画】朝倉の右がメイウェザーの顎を跳ね上げた瞬間、前田が評価する朝倉のパンチ
配信された動画で前田は、朝倉のボクシングテクニックに対して「メイウェザーが一枚上手、未来のスリッピングカウンターも全部読まれていた」と指摘。リズムが読まれていたとし、「ノーモーションで突然攻めるような、パッキャオがよくやるのようなことができれば良かったが、2ヶ月、3ヶ月では無理。メイウェザーに何発か当てたし、それは良しとした方がいいですね」と結果は2R TKO負けも、合格点を与えていた。
さらに、オープンフィンガーグローブであれば結果は変わったと主張する前田は、「未来がコーナーに詰めて右、左、右と連打して攻め、メイウェザーはグローブでガードしていたけど、あのグローブのアンコ(グローブの内容物)がなかったら、どうなってたか、おそらく効いていたでしょうね」とグローブの大きさでメイウェザーが守られていたという。
また当日に、メイウェザー陣営がグローブを8オンスから10オンスにしたことは何の説明もなかったと指摘し、それは運営側の不備で「選手に(その条件で)やらせてはダメだ」と語った。グローブが重くなることにより衝撃度が増すことも科学的に証明されていると前田は言い、それを熟知しているメイウェザーが有利だったと見ていた。
前田は「未来は吸収力が高いので、半年か1年間ボクシングをやっていたら面白くなる。それが今回の試合で証明されたと思う」と朝倉の才能の高さをあらためて評価した。
KOした瞬間について前田は、「あのパンチは1Rから出していて、距離を修正してきた。セコンドが、『あと何秒』と言っていたのを聞いて、終了間際に『もう終わりか』と気を抜いたのかもしれない」と隙を見逃さなかったメイウェザーに対して、「そこは海千山千を渡ってきたメイウェザーとの違い」という。
しかし、この経験は技術的には良かったとし、「自分の試合をコマ送りで分析して、さらによく研究して見れば、得るものがあるのでは」と朝倉の今後に期待した。
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