2022/12/02（金）UP
（最終更新：2022/12/09 16:59）

木村ミノルは萩原京平の名前を挙げて対戦を表明した

　12月28日（水）東京・両国国技館で開催される『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』に、第3代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者としてKOを量産した木村“フィリップ”ミノル（ブラジル）が参戦する。記者会見で木村は、対戦したい相手にRIZINファイター・萩原京平の名前を挙げ、話題になったばかり。
　YouTubeチャンネル『アントニオ猪木「最後の闘魂」』で木村は、萩原の名前を挙げた理由を語った。

【フォト】木村ミノルの豪腕パンチが炸裂する瞬間の数々

　昨年12月のK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチで和島大海に3R KO負けを喫し、王座から陥落した木村ミノルは、K-1卒業してボクシング転向を表明していた。そして、11月21日にK-1との契約が満了したタイミングでボクシング転向の発表があるかと思われたが、『INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国』参戦に驚いたファンも多かったはずだ。

猪木の試合で印象に残っているのは、「モハメド・アリ戦」と木村は語った（『アントニオ猪木「最後の闘魂」』）

　参戦理由は会見で本人が語ったように、日系ブラジル人の木村にとって、幼少の頃にブラジルで育った故・アントニオ猪木さんはヒーローで、追悼イベントに参戦したいと思っていたという。

　その木村が同イベントで戦いたい相手に名前を挙げたのが、RIZINのリングで朝倉未来や平本蓮と対戦した萩原京平だった。木村は、YouTubeの『アントニオ猪木「最後の闘魂」』チャンネルで、萩原を指名した理由について「キャラクターが立っているからです。この大会には、それが大事かなと思っています。やっぱり追悼の大会なので、猪木さんも面白いと思ってくれるはずです。そこはキャラクターが立つ者同士の試合なので、それはファンも分かってくれると思います」と明かした。

　だが木村は、「実現したらいいなと思って、名前を出させてもらいましたが、まだ本人には話をしていないし、何も決まっていない。僕の気持ちを先に言ってしまいました」とフライングしてしまったことを反省していた。

木村は萩原京平の名前を出した理由を語った（『アントニオ猪木「最後の闘魂」』）

　また、萩原の印象について木村は「RIZINではハードな試合をしている印象ですが、僕の中では爪跡を残しているなと思っています。RIZINの中でトップの選手、やりたい相手です。（2人が並ぶと）映像映えするなと思っています。ファイトスタイルも嚙み合う」と語り、対戦実現へ向けてラブコールを送った。
　ルールについては「キックルールが一番ですが、こういうお祭りは（キックとMMAの）ミックスルールもあると思いますので、その時に考えたい」と、とくに拘りはないようだ。

　萩原は現在、SNSで平本蓮と挑発合戦を繰り広げており、木村に対するコメントはしていない様子。だが、この追悼イベントはRIZINの榊原信行CEOが協力体制を表明しているため、実現の可能性は十分にある。はたして、萩原と木村のマッチアップは実現するのか。対戦カードの発表を待ちたい。

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