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【KNOCK OUT】小笠原瑛作がラジャランカー戦へ計量パス!「倒し切りたい」とKO予告

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2022/12/10(土)UP

初代KNOCK OUT-REDフェザー級王者・小笠原瑛作(左)とラジャダムナンスタジアム・フェザー級9位チャーパヤック(右)が激突

 12月11日(日)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.8』の前日計量が10日(金)都内にて行われた。

 メインイベントの[スーパーファイト/KNOCK OUT-RED(ヒジあり)フェザー級/3分5R・延長1R]で対戦する、初代KNOCK OUT-REDフェザー級王者の小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)とラジャダムナンスタジアム・フェザー級9位のチャーパヤック・サクサトゥーン(タイ)が、両者ともに57.3㎏で計量をパスした。

【フォト】小笠原の仕上がり抜群ボディ、チャーパヤックも計量パス(全選手計量結果)

 マイクを持った小笠原は「明日はメインイベントでKNOCKOUTらしく、覚悟を持って試合をしたい」と意気込みを語り、強豪タイ人に対して「5R用意されていますけど、そこまで行かずに倒し切ることが求められている。自分が切られたり、倒されたりしたら過去の小笠原瑛作と変わらない。集中して、どの段階で倒せるかは分からないけど、チャンスを狙いながら倒し切りたい」とKOを予告。

 対するチャーパヤックは「初めて日本に来れたのは嬉しい。タイでも一生懸命練習してきましたのでできればKO(したい)」と意気込んだ。

【見どころ】

 小笠原は“スピードアクター”の異名を取る日本人トップ選手で、俳優業もこなす。さらなる飛躍を目指しスーパーバンタム級(-55.0kg)王座を返上し、フェザー級(-57.5kg)へ階級を上げ、今年9月に2階級制覇を達成。この3年間、10戦10勝5KOと無敗をマークしている。

 対するチャーパヤックはタイのテレビマッチで人気を集めるファイターで、昨年は4戦4勝(1KO)、今年は7戦5勝(2KO)2敗と高い勝率を誇り、現在はラジャダムナンスタジアム・フェザー級9位、BBTVスタジアム・フェザー級7位にランクインする強豪だ。


  また、KNOCK OUTのベルトをかけた王座決定戦が4カード組まれている。出場選手のコメントは以下の通り。

新世代スター候補として期待される乙津のマッスルポーズ

▼セミファイナル(第8試合)第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦/3分5R・延長1R
乙津陸(クロスポイント大泉)
「明日は念願のタイトルマッチで自分がベルトを巻いている姿を皆さんに見せたい。自分のスピードと破壊力で相手を粉砕したいと思います。(ベルトに関して)アマチュア時代からKNOCKOUTのベルトはカッコよくて欲しかったので、絶対明日獲ります」

心直(REON Fighting Sports Gym)
再計量のため、会見欠席。

心直は再計量で何とか計量パス

※心直が本日12:00からの公式計量で、-52.0kgの契約体重を600gオーバーで再計量に。13:50の再計量で52.1kgと100gオーバー。相手側と協議し、計量時刻リミットを14:20まで延長した上で、14:05に再々計量を実施。 無事52.0kgジャストでクリアした。(宮田充プロデューサーSNSより発表)

【見どころ】

 乙津は6戦6勝(3KO)無敗の超新星で、プロデビューから全ての試合をKNOCK OUTで戦い、次世代の顔としての期待がかかる。今年10月には、TEPPEN GYM所属の酒井柚樹と対戦し、年間ベストバウト級のハイスピードバトルを制した。無敗のまま7戦目での王座戴冠に挑む。

 心直は日本屈指のテクニシャン・健太の愛弟子。ジュニア時代はNJKFアマチュア大会で45kg級王者の輝いており、サウスポーから繰り出すバランスの良い蹴りとパンチを武器とする。21年には「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント」に参戦したが、濱田巧にKO負けを喫している。今回はKO王座へのリベンジも誓う。


古木誠也vs工藤“red”玲央が明日ゴング

▼第7試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦/3分3R・延長1R
古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)
「明日は工藤選手と戦えることを楽しみにしています。まだ出せていない技がたくさんあるので、自分の技を試しながら試合を楽しみたい。ベルトを目指してやってきたので、勝って支えてくれている皆や家族に恩返しをしたい」

工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
「明日はやってきたこと出すだけです。相手が古木選手なのでガンガンに攻めあって僕が倒すシナリオが出来ている。35歳になって、『あきらめなければ必ず夢が叶う』ということを実現させる。ベルトへの想いは強いです」

【見どころ】

TEAM TEPPENで技術を磨いてきた工藤

 古木はIBKO国際武道空手道連盟・軽量級優勝(2019年)の実績を誇り、キックに転向。今年11月に、初代KNOCK OUT-REDバンタム級王者・響波を剛腕パンチで衝撃KO。絶大なインパクトを残し、短いスパンながら運命の王座戦を迎えることになった。

 対する工藤はTEAM TEPPEN所属で、今年4月に1年ぶりの復帰戦で加藤和也をKO、7月大会ではベテラン炎出丸に判定勝利。続く10月大会ではダイナマイト柿崎をキレのあるフックで圧巻KOで沈めた。勢いそのまま、今回KNOCK OUT王座戴冠を目指す。


新田宗一朗(左)と久井大夢(右)がスーパーフェザーの頂点を争う

▼第6試合 初代KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定戦/3分5R・延長1R
新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)
「明日は普通に自分が勝つ。勝ち方を見られると思うので、そこを意識してやっていきます。練習を今までより練習量を増やしました。(久井のパッとしないという発言を受けて)パッとしないのは合っているので何とも言えない。相手も強い相手とやっていないので、弱いやつに勝って調子に乗っている。自分をKOしてみろって感じです。明日は自分が倒します」

久井大夢(TEAM TAIMU)
「しょうもない試合をするやつ(新田)がチャンピオンになるのは良くないと思う。俺がなった方が面白いのでチャンピオンになります。初めてのヒジあるルールなので、その練習をしてきました。(新田について)なんかパッとしないというか倒しているのもあまり見たことがないし、なんか面白くないですよね。」

【見どころ】

イケメンファイター・新田が王座戴冠を目指す

 新田は、今年4月にINNOVATIONスーパーフェザー級王座を戴冠。続く7月には地元沖縄のRIZINで大雅と対戦して判定で敗れたが、最後まで立ち続けポテンシャルの高さを見せた。今年10月には、北斗旗全日本空道体力別選手権大会-240クラス優勝のカミシロとの延長に渡る激戦を制して、KO王座戴冠のチャンスを得た。

 対する久井は、22年2月にはKNOCK OUTアマチュア・アダルト65kg優勝などアマチュア時代にKOアマチュアで3つのタイトルを獲得。20年4月にプロデビュー。プロデビュー3戦目でのタイトルマッチ抜擢で、勝てば新記録達成となる超新星だ。戦績は2戦2勝(2KO)。


津崎善郎(左)が42歳のムエタイレジェンド・クンタップ(右)に挑む

▼第5試合 第2代KNOCK OUT-RED スーパーウェルター級王座決定戦/3分5R・延長1R
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
「試合が決まってから今日までやるべきことはやってきました。全身全霊でカッコいいベルトを獲りに行きます。(石毛)会長に仮想・クンタップになって貰って、ずっとスパーリングもやってきました。自分でも映像を見ながらやってきました。(石毛慎也から)特に秘策はないですけど、これが危ないというのを教えて貰いました。」

クンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)
「こんにちは。クンタップ・チャロンチャイです。明日は自分がチャンピオンにふさわしい良い試合をします。津崎選手は強いですが、頑張って練習してベルトを獲るようにします。(自身の戦った石毛慎也の弟子と戦うことについてどう思うか?)明日は判定じゃなくて、できればKOします」

【見どころ】

鋭い眼光で計量パスの津崎

 津崎はラジャダムナンスタジアム・ミドル級王者の石毛慎也を師に持つ実力者。昨年5月に出場したINNOVATION大会におけるWBCムエタイランキング査定マッチでは、馬木愛里の肩脱臼によりTKO勝利。WBCムエタイ日本ランク3位に。今年4月は田村聖を判定で下したが、7月にはVic.YOSHIに判定負けを喫している。

 対するクンタップはルンピニースタジアムで2位、ラジャダムナンスタジアムで3位まで上り詰めた実力者。来日後は、WMC世界ウェルター級王座をはじめ数々の王座を戴冠。2004年にはアンディ・サワーとも拳を交えた。今年10月、42歳にしてKNOCK OUTに参戦すると中島弘貴に判定勝ち。戦績は72勝(21KO)18敗9分で、節目の100戦目でKO王座戴冠を目指す。

【フォト】小笠原の仕上がり抜群ボディ、チャーパヤックも計量パス

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