大沢樹生が”あしたのジョー”化！主演作でアッパーで宙を舞い燃え尽きる、4月の出馬に意欲も

2023/01/05（木）UP
（最終更新：2023/01/06 11:41）

　元光GENJIの大沢樹生（53）が４日、東京・北区のライブハウスで自身が主演を務めた映画「サムアップ！！」の舞台あいさつに出席した。映画では一昨年から始めたキックボクシングシーンが使われるアクションもあり、舞台に設置されたリングではミット打ちで快音を響かせた。

【フォト】大沢が試写会で被弾した顔、映画ではアッパーを被弾し宙を舞う

　大沢は舞台挨拶で「普通の映画として見ないでくださいね。撮影中に何度も大笑いした楽しい撮影だった」と映画について語る。プロの役者は大沢以外では1人くらい。監督の意図には北区を応援したいという思いがあり、その他は北区を応援するプロレス団体『花鳥風月』所属のプロレスラーや、北区の店舗、飲食店の方々がこの映画に出演し同区を舞台にしている。

　そして「一度も芝居をやったことがない人が一生懸命にその役を追求し成り切ろうとしている。芸能の世界では当然なんですけれど、一般の人がそれに挑戦している。それは凄いことだと思います。そういう意味で温かい目でご覧になっていただければ。いい意味でナチュラルな北区の飲食店の皆様の姿をご覧ください」と大沢は映画を紹介した。

　この物語は大沢が演じる元プロレスラーの息子・赤西銀が主人公。幼い頃に父を亡くしたが父の後を追うように格闘技の道に。地上げ屋に追われた、あるお店を救うべく町内の応援を受けながら腕っぷしで立ち上がるストーリー。最後は地上げ屋が用意した外国人ファイターとリングで決着をつけるという展開になるが、涙と人情も織り交ぜた約40分あまりの短編映画となっている。

　出演者の棒読みのシーンなどもあったが、それもどこか温かみがある。さらに「あしたのジョー」を彷彿させる下町感と力石徹にジョーがアッパーで打たれ、宙を舞ったように、大沢も宙を舞い、マウスピース飛ばす豪快ダウン。その後、燃え尽きたように控室で横たわり眠るシーンになるなど格闘技ファンも楽しめる内容となっている。

　大沢はこの映画に出演したことが縁で北区の人々と触れ合うこととなり、今年4月の統一地方選挙に区長として出馬するきっかけとなったという。
　今後は「称念を入れて北区の皆様のために挑む。プロレスや格闘技だけではなく、いろいろ区外からたくさんの皆様をこの北区に足を運んで頂きたく努力して参りますのでよろしくお願いします」と結んだ。

　なおこの作品は北区内でこれまで数回の試写会で公開。映画を制作したサムアッププロモーションではDVD販売（通販も可）もあり、今後も試写会を行っていく予定という。

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