【KNOCK OUT】龍聖、現ラジャ王者から奪ったダウンの裏に”那須川天心のKO技”があった
3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』のセミファイナルで、現ラジャダムナン王者ペットセーンセーブ・ソーヂョー.トーンプラーヂン(タイ)に、延長戦でダウンを奪い判定勝ちした龍聖(WIVERN)が、一夜明け会見に足を引きずりながら出席。手を焼いた相手の強烈なローキックや、勝敗を決めたダウンについて語った。
【フォト&動画】龍聖が”殊勲のダウン”奪う瞬間/ラジャ王者の強烈ローで変色した左足
龍聖は現在キック14勝無敗。相手のペットセーンセーブは昨年19歳で、ムエタイ2大殿堂の1つであるラジャダムナンスタジアムのスーパーバンタム級王座を獲得している。49勝のうち24のKOを誇る好戦的なファイターだ。
試合で龍聖は、的確にボディやヒザをヒットさせる。しかしペットセーンセーブは効いた様子も見せず、執拗に右ローを合わせ、龍聖の前足にダメージを与えた。
延長戦で、龍聖が後ろ蹴りからテンカオとボディを効かせ、即座に空いた顔に右ストレートを叩き込んだ。ペットセーンセーブがダウンし、龍聖が判定勝利で激闘を制した。
龍聖は開口一番「本当にきつかった、苦しい戦いだった」と素直な気持ちを吐露する。
引きずっている足について聞かれると「めっちゃ痛いです」と苦笑し「1Rから効いていた。100%のポジションでもらっていたら、本当にやばかった」とローキックの強さに舌を巻く。
ペットセーンセーブのタフさについて「めちゃくちゃタフで、いつもだったら1Rで終わってる攻撃が入っても立っている。なんで倒れないのかと、今まで体感したことのない、試合中の恐怖を感じた」と現役ラジャ王者の凄みを感じたと言う。
延長戦でダウンを奪ったパンチについては、狙ったのではなく「本能のまま」打った。
さらに、その直前の”布石”となった後ろ蹴りについては、一週間前に覚え、試合では初めて出した蹴りだったそうだ。
きっかけは「一週間くらい前に、那須川選手が(当時のルンピニー王者)ワンチャローンを倒してる(16年12月後ろ蹴りでKO勝利)映像を見て、自分もなんか当たりそうだなと思って。ふざけてジムでやってた。それまで全く出来なかったんですけど。たまたまあの場面で思い出して蹴ったら入った」と閃きのぶっつけ本番で出したらクリーンヒットしたそうだ。
今後については「この階級で一番になりたい。今はキックボクシング界のスターが不在。自分がそういう存在になりたいし、それには昨日みたいな勝ち方じゃダメ。倒し方も問われてゆく」と大金星を得ても満足せず、さらに上に行きたいと貪欲な姿勢を見せた。
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