2023/03/11（土）UP
（最終更新：2023/03/11 12:24）

フェイスオフで睨み合うヤン（左）とドバリシビリ（右）＠ufc

　3月11日（日本時間12日）に米国ネバダ州ラスベガスで開催される『UFCファイトナイト』の前日計量が行われ、メインイベントで対戦する、元同級王者で現在2位のピョートル・ヤン（29=ロシア）と同級3位のメラブ・ドバリシビリ（32=ジョージア）が乱闘に。激昂したヤンがドバリシビリの喉元を手で突いたのだ。

【フォト＆動画】前日計量で乱闘！激昂したヤンが挑発するドバリシビリの喉元を突いた瞬間

　計量では、バンタム級（135ポンド／-61.2kg）マッチのヤンが136ポンド（61.68kg）、ドバリシビリは134.5ポンド（61kg）と無事に1発でパス。（タイトル戦以外は、全て1ポンドオーバーのみ許容範囲として認められている。）

　しかし、フェイスオフで、両者が熱く睨み合うと事件は起きた。ドバリシビリが「俺はここだぞ、ビッチ野郎、明日だ、明日やってやる」と挑発すると、ヤンが激怒。喉元を強く突いたのだ。

　すぐにスタッフに引き離される両者。ヤンは仕掛けたのは向こうの方だとジェスチャーをしながら退場。ドバリシビリは怒りが収まらず、ヤンを追いかけるも、スタッフに制止され、乱闘には至らずにすんだ。

　ここ直近の試合結果では、ヤンとドバリシビリは対照的だ。ヤンは昨年4月のバンタム級王座統一戦で現王者のアルジャメイン・スターリングに判定で敗れ、その後の再起戦でも新星ショーン・オマリーに判定で星を落とすなど連敗中。一方のドバリシビリは現在8連勝と勢いに乗っている。

　下馬評は過去の実績もあってか、ヤンが有利となっているが、強力なタックルを武器に数々のストライカーを封じ込んできたドバリシビリを推す声も多く、今回の騒動は、ドバリシビリの挑発もあるが、その状況の中でヤンのイライラが募ったのかもしれない。

　果たして明日の試合は、ヤンの打撃が爆発するか、それともドバリシビリのタックルがヤンを封じ込めるか、注目だ。

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