【K-1】王者・大和哲也、V2達成も「倒しきれず悔しい」敗れた林は「あんなに効いたのは初めて」

2023/03/13（月）UP
（最終更新：2023/03/13 08:59）

　3月12日（日）東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された『K-1 GP 2023 ～K’FESTA.6～』のメインイベントで、1Rにダウンを奪い二度目の防衛戦に成功したスーパー・ライト級王者・大和哲也（大和ジム）と、敗れるも激闘で沸かせた挑戦者・林健太（FLYSKY GYM）が試合後インタビューに応えた。

【フォト＆動画】大和が右クロスで林からダウンを奪った瞬間！

　試合は1R序盤から打ち合いが展開される激しいものに。大和が1Rに右クロスでダウンを奪うも、林も左ボディを効かせるなど対抗。最後まで接近戦での殴り合いが続くも、ダウンポイントで優る大和が判定で勝利、V2を達成した。

　大和は試合を振り返り「無事に防衛出来て良かったが、倒しきれなくて悔しい」とKO出来なかったのが残念と語る。

　さらに「イメージでは右のパンチで倒そうと思っていたけど、倒せなくて」とダウンを奪った右は狙っていたものだとする。

　相手の林については「前に出てくる林選手の戦い方に付き合ってしまった。パンチがあって、強かった。競り勝てたけど、自分の動きは出来なかった」と激闘派の林を称える。

　旧K-1体制から戦い続けている大和だが「中学時代にテレビで見ていたK-1の舞台で、自分がチャンピオンとしてベルトを防衛しているというのは、最高の高揚感と感動だった」と喜ぶ。

　続けて「いつも言ってるんですけど、夢は叶えられると思う。中学生の僕がK-1に夢を見てコツコツとやってきて今があるので。僕にも出来たのでたくさんの方にも出来ると思うので。そういうひとつの形として体現していきたい」

　最後に「もっともっと強くなって進化していきますので、もっと強い“一撃必倒”を見せられる様に頑張ります」と意気込んだ。

　対する林は試合を振り返り「防戦一方になったら叩き込まれる、呑まれると感じた。初めてあんなに効いたし、踏ん張らなくちゃと思って戦ったのは初めて」ときつい激闘だったと言う。

　大和の強さの理由として「俺が攻めて攻めて、なのに対して、大和選手は『こう来たからこう返そう』みたいな一呼吸余裕があった気がした。向こうは考えながら戦っていたんじゃないかな」とベテランの冷静さを感じたと言う。

　最後に「俺にはもう頑張って結果で返すことしかできないので、もうちょっと応援してください。頑張ります」と再起を誓った。

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