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新極真空手が自衛隊と対決!顔面掌底や投げも

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2023/04/01(土)UP

新極真からての選手と迷彩服の自衛隊員が、競技ルールを超え腕を競った

 322日、新極真会奄美支部の精鋭たちが陸上自衛隊奄美駐屯地にて、同警備隊の拳法訓練隊および新格闘訓練隊との合同稽古を行い、空手ルールを超えた熱い組手も行われた。

 この合同稽古は新極真会・緑健児代表が奄美大島への自衛隊配備に尽力した経緯もあり、以前から計画されていたが、このたび新型コロナ対策の緩和を受けて、ついに実現をはたした。

【フォト】緊迫の攻防、自衛隊員の豪快な投げも!稽古会の模様

 お互いに日々の稽古や組手などを紹介した後、本格的な合同稽古がスタート。緑代表が指揮をとり、まずは基本、ビッグミット、組手……と新極真空手のメニューに取り組む。上段廻し蹴り200本や全力で攻撃を続けるミット打ちといったハードな稽古も、隊員たちは厳しい鍛錬で培った体力を活かして食らいついていく。

自衛隊拳法の隊員(左)と新極真選手が顔面の攻防

 この日のメインイベントとも言える組手は、新極真VS自衛隊の構図で①突きのみ、②手による顔面禁止の”直接打撃制”フルコンタクト空手ルール、③顔面攻撃(掌底)&投げ有りの3ルールによる勝負となった。

 ①②では主導権を握った新極真勢だが、未体験ゾーンである③では苦戦を強いられる。何度もマットに転がされる選手も多く、合同稽古の洗礼を浴びる形となった。

 最後は新極真の稽古のひとつであるボディの打ち合い、下段の蹴り合いを経て、100×2セットのジャンピングスクワットで約2時間にわたる稽古は締めくくられた。

 新極真勢からは「いつもと違う内容で新鮮だった」「空手にも活かせると感じた」と前向きな感想が相次いだ。技術面だけでなく心身両面においても貴重な体験となったようだ。

防具付き自衛隊拳法の模範演武

 一方、自衛隊側からも合同稽古の継続を希望する声が続出。昨年末、『全自衛隊拳法選手権大会』に初出場し、46チーム中ベスト16の成績を収めた拳法訓練隊からは、「これまで外部の格闘技団体と交流する機会はなかった。大会で優勝するために新極真の道場へも出稽古に行かせてほしい」という申し入れもあった。また、稽古を見学した日髙正暁・奄美警備隊長兼奄美駐屯地司令は「恐怖に打ち勝つには、まず自分自身に勝つことが大切であるとあらためて痛感した」と語った。

 緑代表も「武道を通じた交流はお互いにとってプラスになる」と合同稽古の意義を再確認。刺激的なコラボレーションは、今後ますます発展していきそうだ。

▶︎次のページは【フォト】緊迫の攻防、自衛隊員の豪快な投げも!稽古会の模様

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