【ボクシング】内藤大助、那須川天心の”右”でKO予想!与那覇へは助言
元WBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助が自身のYouTubeチャンネルを更新し、4月8日(土)東京・有明アリーナにて行われる那須川天心(24=帝拳)のプロボクシングデビュー戦の勝敗を予想した。
那須川は日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)といきなり対戦するが、那須川の”右フックが入る”など具体的に分析しKOを予想。その上で与那覇に内藤は、ある助言をした。
【フォト】那須川天心が”右フックやアッパー!”右を多用した4月1日のスパーリング!
まず内藤は、那須川のデビュー戦の相手となる与那覇の戦績に着目した。「アマチュアボクシングで60戦(63戦50勝27KO)以上していて、現日本ランカー。ボクシングデビュー戦でこのマッチメイクは、結構、行くなと思いました。それほど(那須川に)自信があるんでしょうね。でも、与那覇選手は弱くないですよ。弱いランカーなんていません」と、いくら那須川がキックで実績を積んできたからといっても本来はボクシング戦績を埋められるものではないという。
だが内藤は、その上で那須川が勝つという。「与那覇選手は逆にプレッシャーがあることと、ガードが低めなところがあってアマチュアで経験を積んでいる感じはしませんでした。プロ向きの戦い方をしている感じがしました」と内藤は与那覇の特徴を挙げ、ガードに難があることを指摘した。
そして那須川の印象は「以前、天心選手とマススパーをしたことがあるんですが、スピードが速い。動きもそうなんですけど、ハンドスピードがあります。それでいて手打ちではなく、しっかりと腰や肩の力が入った強いパンチが打てます。ボクシングで通用すると思いますし、並みの選手では勝てないです」と分析した。
試合展開は「噛み合うんじゃないかな。右フックが当たるように思います。キックであれだけ試合をしているんで緊張感もなさそうですし」と那須川がペースを握り、右のパンチが当たる可能性が高いという。さらに内藤は「僕がまだ現役だったら、自分も戦ってみたい相手ですね」とボクサー那須川に興味があると明かした。
与那覇は右構えで左足が前、左構えの天心は右足が前、天心の前手の右フックは与那覇の側面やや後方となり死角となりやすくヒット率が高くなる。4月1日のスパーリングでも右ジャブから右フックなど、右の攻撃を多用していた。
内藤はズバリ「那須川選手がKO勝ちをするのではないかと思います」と断言。だが与那覇には、「スーパールーキーが相手で開き直ることができればいいですね。彼は気が強い印象を受けましたので、一言、伝えたいのは『あまり、行かない方がいい』ということ。冷静に距離をとってボクシングをした方がいいと思います」と声をひそめてアドバイスを送った。
那須川がデビュー戦でどんな作戦を取るのかは分からないが、与那覇がランカーの意地を見せることになれば、白熱した試合に発展しそうだ。
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