大番狂わせ!井上尚弥の新たな標的王者タパレスとは何者か!計量で王座剥奪、岩佐にKO負けの過去
元4団体統一バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)はスーパーバンタム級でも4団体王座獲得を狙うべく、7月25日に有明アリーナにてWBC、WBO同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)に挑むが、それに勝てば次は無敗のWBAスーパー、IBF世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)と対戦し、4団体獲得なるかと見られていた。しかし、そのアフマダリエフが8日(日本時間9日)米テキサス州にて、IBF世界同級1位マーロン・タパレス(31=フィリピン)に苦戦、1-2(113-115×2、118-110)の判定で敗れてしまったのだ。
【フォト】タパレスが計量オーバー”フラフラ”で王座剥奪!秒殺KOシーン動画も
新たに2団体王者となったタパレスとは何者か。日本のボクシングファンには馴染みある選手だ。
15年12月に京都にて大森将平にKO勝利。16年7月にWBO世界バンタム級王座をKOで奪取すると、17年4月には大阪にて大森がタパレスの王座に挑むことになっていたが、タパレスが計量で800gオーバー。再計量でもパスできず王座剥奪となった。大森との試合では再びKO勝ちしたものの、ペナルティで王座は戻らず。
19年12月にはIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で岩佐亮佑にボディとアゴへの左ストレートでダウンを奪われ11回にTKO負け。王座に届かなかったが、21年12月、IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で、同級10位の勅使河原弘晶と対戦し、2回6秒のKO勝ち。そして、ついに今回アフマダリエフの2団体王座に挑んだ。
試合は序盤からタパレスが手数で攻勢に出てペースを掴んだ。中盤からアフマダリエフが攻勢に出るも互いに譲らぬ展開に。そして判定1-2でタパレスとなった。アフマダリエフは昨年6月に防衛戦で左拳を骨折。約10ヶ月ぶりの試合だったが、その影響もあるのか。海外では大番狂わせと報じられている。
リマッチはあるのか。WBA1位には亀田和毅がおり次は亀田との対戦の可能性も。しかし現在のところ井上がフルトンに勝てば、次の2団体王者と対するはこのタパレスになる。果たして井上の2階級での4団体制覇は実現するのか。
【選手データ】
マーロン・タパレス(31=フィリピン)身長163cm/リーチ165cm/左ボクサーファイター/戦績37勝(19KO)3敗(2KO)/KO率47.5%。主なタイトル:元WBO世界バンタム級王者、現WBAスーパー、IBFスーパーバンタム級王者
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