【極真連合】世界大会は一般は男女で優勝、壮年は外国勢が優勝など猛攻見せる
極真空手の創始者である大山倍達総裁の生誕100年にあたる今年、一般社団法人国際空手道連盟極真会館(極真連合会・田畑繁理事長)主催による『第5回極真連合杯 世界空手道選手権大会』が4月8~9日、横浜武道館にて開催された。
世界30ヵ国から200名ほどの極真空手家が日本に集い、一般男子は無差別級と一般女子の無差別と軽量級では日本が優勝。壮年の部は年齢別で男子2クラスも海外優勝、壮年女子は2クラスのうち1クラスが海外優勝となった。
男子無差別級は、76名のエントリーから、今年の1月に行われた極真支部長会主催の第1回極真統一全日本大会での決勝戦と同じ両雄の対戦となった。年齢、体格もほぼ同じの芦髙侑平と重松翔の決勝戦は互いに譲らぬ展開。延長戦に入ると、芦髙が下段蹴りと中段突きの手数で追い詰め3対0の判定勝ちで芦髙が優勝。極真統一大会に続き、世界王者にもなった。
女子軽量級は、極真会館沖縄県支部所属の金城芽唯美(20歳)と金城杏奈(19歳)の姉妹対決となった。お互いを知り尽くしている同士だが、試合では切れのある技の応酬となった。下段蹴りと中段突きの打ち合いから上段蹴りを見せる両者。互いに胴廻し回転蹴りの大技を出すなど会場を沸かせ、ラスト30秒は芽唯美が前に出て攻め込んでいき試合終了。判定4対1で姉の金城芽唯美が優勝した。
女子無差別は、浅古麗美と横山愛優の決勝戦は、序盤から両者の激しい下段蹴りとなり、浅古が後半から上からの中段突きと下突きで散らしてラストまで攻撃を緩めず判定5対0で優勝した。
田畑繁理事長の閉会式の挨拶として、「優勝と準優勝は紙一重です。一番苦しい時に我慢出来るか、頑張れるかで決まります。今日の結果は過去の稽古の結果で、これからの結果はこれからの稽古にかかっています。次回の第6回世界大会は4年後に同じ横浜武道館で開催予定で明日からの稽古にかかっています」と選手たちに強いメッセージを送った。
(レポート&写真:藍原しんや)
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