【RIZIN】”新生”朝倉海を支えるフランス人トレーナーとは!?「実力が伸びたと感じる」(海)
5月6日(土)東京・有明アリーナで開催される『RIZIN.42』で、1年5ヶ月ぶりにMMA復帰する朝倉海(トライフォース赤坂)が公開練習を行った。海は[RIZIN MMAルール バンタム級(61.0kg)]で、元谷友貴(フリー)と対戦する。
公開練習で海は、この一戦のために招聘したフランス人トレーナーのエリー・ケーリッシュを相手に打撃のミット打ちを行った。海が「信頼している」というエリーの持つミットに打ち込む海は、いつもの公開練習時よりリラックスしているようだ。
海は2月から約一か月間、アメリカの名門シンジケートジムへ修行を行った。そしてケーリッシュもまた、シンジケートジムに”トレーナー修行”として訪れていたのだ。
ケーリッシュは現在25歳。元々ファイターを志していたが、生まれつき腎臓が1つしかないことがわかり、医者に「格闘技はリスクが高すぎる」と言われ断念、トレーナーへと転向したと言う。
海によると、出会いは「エリーのほうから『コーチをしたい』と声をかけてくれ、教えてもらうと、その知識量や技術料に驚かされた」と、エリーのほうから声をかけてきたと言う。続けて「僕に本当に必要な人だ」と感じ、今回日本へ招聘したと言う。
現在の所、セコンドに入るかどうかは確定していないようだ。
1年5ヶ月ぶりの試合だ。海は不安な部分もあったというが「ケガで練習できなかった時、色んな技術、今まで知らなかった技、今までと違うスタイルを見つけた。新しい自分のスタイルをはじめて見せられるかな」と休場の期間に大きく成長したと言う。
そして、休場期間に2度訪れたアメリカでは「最先端で色んな技術が早く取り入れられている。日本では知らない技術もコーチが教えてくれる」と、その進化に拍車をかけた。
ケーリッシュに、海のことを聞くと「海が偉大なファイターである理由は、2つあります。驚異的な技術・体力と、大きな心と精神」と心技体ともに優れたファイターだと、とても高評価だ。
また「とても学習能力が高く、スピードと知識に優れており、何よりも彼の精神は壊れることがありません」と海の一番の武器は、折れないメンタルだと言う。
海も「人がらや雰囲気にも惹かれた」というケーリッシュ。ミット打ちでも、公開練習前に行っていた指導でも、息がぴったり合っているようだ。
ケーリッシュに、海に日本で専属トレーナーとして誘われたらどうするかと問うと「日本に滞在したいです。でも私は家族をとても大切にしているので、家族に相談する必要がありますね」と答えた。
海は「実力が伸びている実感がある、今は新しい自分のスタイルを見せるのが楽しみ」と笑顔で意気込んでいた。海とケーリッシュの息ぴったりのペアで、復帰戦を勝ち抜けるか。
▶次のページ:【フォト】ケーリッシュの持つミットに、海が鋭い打撃を放つ!
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