2023/04/29（土）UP
（最終更新：2023/04/30 00:16）

平本は「負けたけど負けていない」とコメントした

　4月29日（祝・土）東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』のRIZIN MMAルール5分3R（66.0kg）で元RIZINフェザー級王者・斎藤裕（パラエストラ小岩）と対戦し、判定負けを喫した平本蓮（剛毅會）が試合後インタビューに応じた。

【動画】会場をどよめかせた平本の戦慄のハイキック！

　「試合前に恐れていたことが起こってしまいました。MMAをやりすぎてしまった」と反省の弁から入った平本。顔は左目の辺りが赤く腫れているものの、ダメージはなさそうで「すぐに試合をしたい」と元気に語った。

　“MMAをやりすぎた”とは、「自信がついて“こなす感じ”になってしまった。殺伐とした空気感をうまく出せずに、MMAをやってしまった。入って来る前に先に打つことを考えていたんですけど、受けて、切って、殴ることを考えていたことがよくなかった。コントロールミスですね。倒しに行く作戦を出せばよかった。K-1時代からのポテンシャルを出せばよかった」と、得意の打撃特化ではなくトータルで戦い過ぎたという。

　組みつかれても立ち上がる場面が何度もあったが、「この4カ月間、進化させた日々。いいチームと先生のおかげで進化した姿を見せられたポイントがあった」とケージレスリングについては満足。課題は打撃だと語るも、「冷静に戦えたことも大きい」と元王者に対し堂々たる戦いが出来たことに手応えを感じたようだ。

　今後については、「僕は死んでないんで。前へ行くだけ、絶対に勝ちます。すぐに復活します」といつでも試合ができることをアピール。

　そして、ファンに対しては「1年前に勝ち星がなかった俺が、こうして斎藤選手と戦っているんで大丈夫です」とメッセージを送り安心させた。試合中は『やっぱり俺は天才だな』と感じた。負けたけど負けてない。次に頑張ります」とコメント。最後まで平本節は、崩れていなかった。

▶次ページは【動画】会場をどよめかせた平本の戦慄のハイキック！