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【柔道】七戸龍が6月引退へ、小川雄勢に延長戦で敗退、父は元極真王者

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2023/04/30(日)UP

七戸龍が6月の全日本団体別を最後に引退の意向を表明した(写真は16年全日本、対王子谷戦)

 29日、日本武道館にて行われた全日本柔道選手権では、柔道100キロ超級で活躍した七戸龍(34=九州電力)が試合後、6月の全日本実業柔道団体対抗大会(四日市)を最後に選手引退を表明した。七戸は初戦で小川雄勢と対戦し、延長戦で指導3つが重なり反則負けとなった。

【フォト】七戸龍のこれまでの激闘、父は極真世界大会で緑健児と対戦!

 七戸はこれまで14年の国際大会グランドスラム・パリで優勝、世界選手権では14、15年と2度の準優勝、最強リネールを追い詰めた。全日本選手権では15年に準優勝と好成績を残したが、全日本12回最多出場も優勝には届かず。今大会で七戸は試合場の四面それぞれに一礼し全日本選手権、最後の舞台を降りた。

15年全日本決勝、七戸(左)対原沢戦

 七戸は今年3月5日の九州柔道選手権大会で3位となり、この最後の全日本大会個人戦の切符をつかんだ。七戸はインスタで「最後と決めて臨んだ全日本選手権への挑戦、なんとか九州選手権を3位で通過し、武道館の切符を獲得しました。年を重ねることで見える風景も変わってきましたが、出るからには一番上を目指して挑戦します」と最後と決めた全日本選手権で今度こそ優勝すると意気込んでの出場だったが頂点には届かなかった。

 七戸は1988年10月に沖縄で誕生。父は身長185センチ、体重105kgで極真空手の全日本重量級で4度の優勝を飾った”本部の怪物”こと七戸康博さん、母はベルギー出身のベラさん。大山倍達総裁のもとで極真空手をともに修行したのが縁で結婚した。康弘さんが88年4月に極真会館沖縄支部長を任命されると、その半年後に”龍”が生まれた。

16年全日本準決勝、七戸(左)対王子谷戦

 七戸は子供の頃から空手を学び、極真の全日本ジュニア大会に弟の虎とともに出場していたが、中学入学とともに柔道部に所属し柔道一本に。福岡大学時代には全日本学生柔道体重別選手権で優勝を果たし、卒業後は九州電力に入社。以降、12度の全日本選手権に出場。15年には一本勝ちを重ね決勝に進み、原沢久喜と対戦。互いに初優勝をかけた一戦だったが、後半に有効を取られたのが響き判定負け。以降、全日本では3位、4位、ベスト8などの成績を残した。昨年の全日本選手権の出場は逃したが、それまで毎年参戦し、全日本の重量級トップ選手として活躍した。
 今後は指導者として柔道に貢献していくという。

(イーファイト 格闘技 編集部 吉倉拓児)

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