ヒクソン・グレイシーがパーキンソン病を告白、手の震えも「神からの贈り物」
“400戦無敗”のレジェンド格闘家ヒクソン・グレイシーが、2年前からパーキンソン病と診断されていることを明かした。カイラ・グレイシーのポッドキャストに出演した64歳のヒクソンは、たびたび手の震えなどの症状も隠さず「神からの贈り物」「柔術を必要としている人たちのために、柔術をもっと変革したい」とポジティブに語った。
ヒクソンは、グレイシー柔術の創始者エリオの三男で“400戦無敗の男”として知られる。日本の総合格闘技の試合では『PRIDE』で高田延彦に2度の一本勝ち、また船木誠勝にも一本勝ちし、その強さを見せつけた。総合格闘家として”完全無敗”のまま引退した数少ない人物の一人だ。
そのヒクソンは現在64歳。グレイシー一族の強豪女子・カイラとの対談でヒクソンは「パーキンソン病だと2年前に診断された」と明かし「ほら」と、手を伸ばすと、小刻みに震えている。
パーキンソン病は脳の神経細胞が減少していく難病で、動作の緩慢さ、手足の振戦、四肢が固く動きにくくなるなどの症状が出る。ヒクソンは手の震えの他にも「運動能力が低下した」と語る。
しかしヒクソンは、病気の発症は「トラウマにはならなかった」と言う。
続けて「人生でどんなことが起きても対応できる。自分のやってきたことを受け入れているから、今日は幸せだ。この神経症状は、自分の年齢と現実に目を向けさせてくれた。けれど、朝起きて仕事をする意欲は残っているので、あまり気にならない」と受容して前向きに生きている。
さらに「神様は私に、良い方向に変えられる状況を与えてくださった。柔術のために働き続け、人々に力を与え、柔術を必要としている人たちがもっと柔術を身近に感じられるように変えていく」とこの状況になったからこそ、ますます、柔術を広め変革していきたいとする。
また「だから私は、パーフェクトブルーな海を自由に泳ぎまわり、あまり心配することなく、次の日を待っている自分の姿を見ているよ」と健康な心で生きてゆくと語った。
ヒクソンのインスタグラムでは、女性の護身訓練動画や、瞑想や呼吸についての投稿が多くアップされている。
パーキンソン病の診断に関わらず、人生でも無敗の男として、これからも柔術をより広めてゆくのだろう。
▶次のページ:【フォト】64歳でもこのマッチョぶり”呼吸法”行うヒクソン、動画では手の震え隠さず
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