武尊が凱旋、仏パリ激闘の王座戦を振り返る「格闘家としての喜びを感じた」
6月24日フランス・パリにて行われた、[ISKA K-1ルール世界ライト級(-61kg級)王座決定戦]にて、最終5ラウンドで見事なKO勝利を収め王座を獲得した武尊。本日29日に記者会見に出席し、その激闘の一番の成果として「格闘家としての喜びを感じた」と振り返った。
武尊は冒頭「先日フランスで復帰戦、無事勝つことができて、ISKAのチャンピオン、KGP(大会主催「MTGP」のキック部門)のチャンピオンとして無事に帰って来ることができました」と笑顔。
一番の成果として「いつもと違う環境で調整だったり、減量だったり、色々と大変な事もあったし、日本と違うことがたくさんありましたが、それも全部、今まで経験したことのない、良い経験になりました。何よりも僕が本当に過去の試合の中でも、一番試合を楽しめました。格闘技を楽しみ、格闘家としての喜びを感じることができました」とコメント。
続けて、「これまでは勝利を掴まないといけないというプレッシャーだったり、絶対負けられない恐怖だったりがありましたが、僕を知らない人たちに武尊の凄さを見せつけてやろうと、良いエネルギーで戦えました」と、初心に帰った純粋な戦いができたことに喜んだ。
また、現地ファンの熱狂も武尊の心に突き刺さったようだ。「観客の8割位は僕のことを知らない人ばかりだったと思いますが、試合後の映像をチェックしてみると、皆が席に座ってなくて、リングの近くに駆け寄ってくれて、スタンディングオベーションで祝福してくれて。試合中も盛り上がってくれたので、これがやりたかったことだな、と。そういう環境で熱狂させることが本物のプロだなと思っていましたが、それができたので、嬉しかったです」
相手のサグデンについては「身体の強さだったり、身体の厚さ、フィジカルの差をすごく感じました。あと世界のトップファイターとしてやってきただけに、メンタルも強かったです。他の選手だったら、2、3Rで倒れているような攻撃が当たっていましたが、そこでも(心は)折れませんでした」と称賛。また、サグデンが武尊の飛びヒザ蹴りを受けて、試合中に鎖骨が折れながらも戦っていた情報を耳にしたことも明かした。
最後にKOを決めた左ハイキックは「KOを見せたかったし、一番はお客さんに“勝利のバック宙”を見せたかった。武尊というファイターを印象付けたかったです」と、復帰ロードとしての完璧な第一歩を踏み出せたことを喜んだ。
武尊の次の戦う先はアジア最大級の格闘技団体『ONEチャンピオンシップ』。果たして、どのような戦いを見せてくれるのか、期待だ。
▶︎次ページは【動画】武尊が鮮烈ハイキックでKO勝利する瞬間
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