武尊が“心の病”の現状語る「うまく付き合いながら、やりたいことを充実させられてる」
6月24日フランス・パリにて行われた、[ISKA K-1ルール世界ライト級(-61kg級)王座決定戦]で見事なKO勝利を収め王座を獲得した武尊が、29日都内にて勝利報告会見を行った。
そこでは『THE MATCH 2022』後の会見で、休養を発表した際に話していたパニック障害など心の病の現状についても語った。
武尊は約1年前、『THE MATCH 2022』で那須川天心に敗れた後の会見で、休養を発表した。休養の理由として、腰やヒザ、拳の怪我などもあったがそれに加えて「数年前から精神科の方に通わせていただいて、パニック障害とうつ病と診断されていました。試合前に体調が悪くなった時期もあって、今の格闘家だけでなく、今後の人生を考えた時に、この後の人生が壊れてしまうなと思った」と告白。「この機会にしっかり治したい」と語っていた。
今回の会見で精神面の現状を問われると「(約1年前に)休養発表させてもらって、通院もしながら1、2ヶ月くらい練習以外の事をなるべくやらない生活をして、大分そこで良くはなった。だから次の試合をまたやろうと決めた」とコメント。
続けて「でもこの病気は、抱えてる人達みんな思うことだけど完治がないというか、1回なると、またフラッシュバックして戻ってきたりする。体に負担がかかった時やストレスが溜まると、症状は大なり小なり出てきてしまう」と話す。「そことはうまく付き合いながらではあるけど、(今は)自分がやりたいことを充実させられてるし、格闘技以外の事もなるべく心に負担がないようにセーブできるようになって昔よりはコンディションが良い。それでも多少、症状はたまに出たりする」と今でも心の病と向き合いながら戦っているようだ。
日本医師会のサイトによるとパニック障害は、突然、なんのきっかけもなく動悸、呼吸困難、吐き気などのパニック発作が起こり、これが何度も繰り返される病気との記載がある。またうつ病には様々な症状があるが、厚生労働省のサイトによれば、うつ病は脳のエネルギーが欠乏した状態で、様々な意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、身体的な自覚症状を伴うことも珍しくないとの説明がある。
心身のケアを最優先にしてもらいながら、今後も武尊の活躍を願いたい。
▶︎次ページは【フォト&動画】武尊が休養発表で心の病を告白した会見の様子
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