2023/07/02（日）UP
（最終更新：2023/07/02 11:26）

王者・軍司が“苦手な”タイ人相手も「倒して勝つ」と宣言した

　7月17日（日）東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2023』の[スーパーファイト/K-1フェザー級]で、ダウサヤーム・ウォーワンチャイ（タイ/ウォーワンチャイプロモーション）と対戦するK-1 WORLD GP フェザー級王者・軍司泰斗（K-1ジム総本部チーム・ペガサス）のコメントが主催者を通じて届いた。

【動画】軍司泰斗、斗麗をパンチとヒザ蹴り怒涛の連打で沈める！

　軍司は、21年12月に椿原龍矢の持つK-1フェザー級王座に挑戦。接戦を制し、第5代K-1フェザー級王座を獲得。K-1アマチュア優勝、K-1甲子園優勝、Krush王者、K-1王者を達成した最初のファイターとなった。

武尊と過去に激闘を演じたワン（右）などの強豪を撃破してきた軍司

　昨年は武尊ともスペシャルエキシビションマッチで拳を交え、8月にはフェザー級世界最強決定トーナメントでファク・スアレス、玖村修平、斗麗を下して完全優勝。さらに12月にワン・ジュングァンとスーパーファイトで対戦して勝利し、22年は5連勝・無敗の戦績を残して年間MVPを受賞。今年3月の『K’FESTA.6』ではムエタイのヴュー・ペッコウーソンを下して、自身の持つ王座の防衛に成功した。

　今回対戦するダウサヤームは、ランキングに入ることさえ難しいと言われる元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級6位の強豪。印象については「ムエタイ特有の凄く蹴りの重い選手ですし、打たれ強さもある」と語る。

　前回のヴュー戦では、KOに至らず悔しさを滲ませていたが、今回のムエタイ戦士との戦いとなり「僕が苦手とするタイプの選手を2戦連続で当ててくれたなっていうのはありますね。嫌味のように当ててきたかなっていうのはありますけど（苦笑）」と話すが、「これがチャンスかなっていうのもあるので、そういう相手でも倒して勝つのがK-1。苦手な相手に対してKOで勝ったら、さらに成長できる」と意気込む。

22年のK-1MVP・軍司泰斗（右）他団体との対抗戦出撃へ、意欲を見せた

　今後については「世界の強豪と当ててくれて嬉しい部分もありますけど、最近は日本人対決もやりたい。他団体の選手だったりいろんな選手とやって、とりあえずフェザー級統一という形にしたい。3月の対抗戦に出ていた安本晴翔選手だったり、RISEのチャンピオンの門口佳佑選手だったり、KNOCK OUTのチャンピオンの龍聖選手だったり、国内の他団体にいろんな選手がいますけど、例えばRISEはRISEで勝ち上がってもらって、その勝った選手とやりたいなと思っていますね」とコメント。他団体王者との戦いも見据えている。

　今年3月の『K’FESTA.6』では、軍司がKOで下したK-1の斗麗がRISEの安本に敗北。K-1の新美貴士もRISE王者の門口に敗戦して、2連敗となっている。「K-1vsRISEの対抗戦で、フェザー級は2戦ともK-1の選手が負けている。そういう悔しい想いもあるんで、K-1のフェザー級では僕が大将だと思っているんで、大将としてやり返したいなとは思っています」と宣言した。

　軍司はムエタイ戦士をKOして、フェザー級統一へ向けて、動き出せるか。

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