【GLORY】K-1ラテスクが”過去最強”の相手と対決、メインはバダ・ハリ「最終回へ」向けた再起戦＝9.9

2023/07/10（月）UP
（最終更新：2023/07/10 14:56）

　9月9日（土・現地時間）にフランス・パリで開催される『GLORY.88』のカードが発表され、K-1でサッタリらに2連続KO勝利している”超新星”ステファン・ラテスク（21=ルーマニア）が初参戦することがわかった。相手はフランスのパスカル・トゥーレ（27）で、ライトヘビー級(95kg以下)の一戦となる。
　メインはバダ・ハリの[ヘビー級世界トーナメント1回戦]で、ハリは「最終回」と自ら銘打っている。

【フォト・動画】バダハリの全盛期さながらのマッスル！ラテスクが2m超え巨人を秒殺KOする瞬間

　クルーザー級の大注目株が、重量級世界最強とも謳われる『GLORY』に参戦する。

　ラテスクは昨年12月にK-1初参戦すると、いきなり20戦無敗のマハムード・サッタリにKO勝利。続く3月のK’FESTAでも、K-1日本人クルーザー級エース・谷川聖哉をKOし、クルーザー級の台風の目となっている。
　今年5月には身長202cmに右フックで秒殺KOと、その勢いは止まらない。戦績は12勝（5KO）2敗。

　7月17日には、K-1両国大会で元王者K-Jeeとの対戦を控えているが、早くもその次戦が決定した。

　相手はフランスの強豪、パスカル・トゥーレ（27）。22年には3連勝し、前戦は今年2月、GLORYライトヘビー級王座を二度戴冠したアーテム・ヴァキトフと対戦するも、判定負けしている。

　戦績は15勝（3KO）7敗だが、負けた相手は現在ONEヘビー級で活躍するラデ・オパチッチなど強豪揃い。ラテスクにとっては過去最強の相手と言えるだろう。

　メインはバダ・ハリ（38=モロッコ）の再起戦。
　バダ・ハリは元K-1世界ヘビー級王者で、その攻撃的なファイトで世界中を湧かせてきた。最後の勝利は15年8月で、8年間勝ち星が無い。
　4連敗しており、いずれもKO負けと負傷によるTKO負けと、ダメージの蓄積が伺える。

　昨年10月にはK-1時代の”宿敵”アリスター・オーフレイムに2度のダウンを奪われ判定負け。試合後には引退を示唆していた。
　しかしアリスターのドーピング陽性により、試合はノーコンテストに。

　その後、バダ・ハリはSNSで「WGP…最終回へ」と投稿し、再起戦を発表した。WGPとは毎年12月に行われるヘビー級トーナメントのことで、引退前にこのワンデイトーナメント制覇に向け、勝ち続けるという表明だろう。

　相手はジェームズ・マクスウィーニー（42=英国）。キックボクシングと並行してUFCやONE、KSWといった大舞台で総合格闘技でも戦ってきた。
　キックボクシング戦績は47勝（31KO）8敗で、バダ・ハリほどではないがKO率の高さが目をひく。

　バダ・ハリは引退前の悲願に向け、印象的な勝利で再起することが出来るか。

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