那須川天心、相手のメキシカンはKO率77%、その実力とは
キックボクサーとして活躍し、4月にプロボクシングデビューした那須川天心(24=帝拳)の2戦目が9月18日、東京・有明アリーナにてスーパーバンタム級8回戦として行われる。相手は無敗のフアン・フローレス(23=メキシコ)だ。果たしてその強さとは。
那須川は会見で「いきなり強い相手を用意してもらえた」と楽しみな様子。右ボクサーファイターで戦績は9勝(7KO)無敗。KO率が77%と高いKO率を誇る。19年6月に2RでKOデビューし以降3連続KO(全て1または2R決着)、4戦目は判定を挟み、再び3連続KO(2Rと4R)。スタミナもあり、前戦の今年6月30日には8RでKO勝ちしている。被弾はあるがタフで、前に出て力強いストレート、フック、アッパーと放ってくる。
会見後の囲み取材で那須川は「メキシカンはけっこう厄介ですよね。けっこう強いやつと対戦させるって言われたんで。もちろん期待されている部分が多いと思うのでしっかり超さないと」と意気込む。
メキシカンはけっこう厄介、そう言う理由は、那須川がボクシングを始めた頃、アメリカ合宿で先月井岡と対戦して引退した元WBAスーパーフライ級王者ジョシュア・フランコ(メキシコ系米国人)とスパーリングしたことがあるということからだ。
「僕がまだボクシングを始めて最初アメリカに行った時に、フランコとスパーリングしたんですよ。その時に、タイミングが全然違ったんですよ。だからちょっとびっくりしたというか、そういう感じはあるんだ、みたいなのはあったので、曲者ではあるなと思いました」と語る。
フローレスについては「映像は見ました。最後やっている試合が、サウスポーの選手とやっていて、ダウン取っているんですけど。弱点も見えたので、しっかり今から作りこんで狙っていけるかなと思っています。ずっと勝っているので怖いもの知らずで、ガンガン来たりとかがあるので」と相手はアグレッシブな分、隙も生まれやすいので、その中に弱点を見つけたと言うことか。
那須川は自分の間合いを作り当てさせずに当てるのが基本だが「でも今回は変えるつもりでずっと練習しています。基本的なスタイルはそんなに変わらないですが、ちょっとした接近戦や攻撃をまとめるやり方、パンチの1個1個の打ち方を、相手にも見てくれている人にも何か変わったな、というところを見せていけるんじゃないかと思います」としっかり倒しにいく方法が進化しているようだ。
果たしてこの難敵にどんな展開になるか。那須川のパンチは当たるだろうが、相手の剛腕もうなるか。どちらかのKOはあるのか。那須川はキックは42戦(28KO)無敗だが、ボクシングは1勝のみ。初KO勝利にも期待したい。
▶︎次のページは【動画】那須川の相手フローレスが豪快KOの瞬間
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