皇治が柔術エキシで見せた“MMAの可能性”!黒帯・竹浦正起が証言“努力の天才”
7月23日(日)、東京・ニューピアホールで開催された『DEEP VS NARIAGARI』の合同イベントは好勝負が続出して満員の会場が盛り上がり、大盛況に終わった。
大会後、DEEPの佐伯繁代表とNARIAGARIの皇治CEOが囲み取材に応じ、今後もコラボイベント開催に前向きな姿勢を見せた。そして、皇治がエキシビションで初柔術マッチを行ったことにも言及し、寝技技術の進歩が称賛された。
【フォト】皇治の飛び三角絞め!三角絞めやバック奪う俊敏な動き
皇治は、第9代DEEPウェルター級王者の住村竜市朗とタッグを組んで、青木真也&昨年の全日本ノーギ選手権フェザー級優勝の竹浦正起と、柔術ルールのエキシビションマッチを行った。
4人は柔術道場のカルペディエム三田で寝技のスパーリングを行っているが、MMA挑戦を表明している皇治が、どこまで寝技技術を習得しているかが注目ポイントといえた。
試合は、皇治と寝技の師匠の竹浦の対決からスタート。竹浦がマウントから腕十字を狙うも脱出。今度は皇治が竹浦にバックチョークを仕掛け、さらに飛びつき腕十字からの三角と流れるような動きも見せた。
さすがに青木との対決ではキムラを極められそうになった皇治だが、これに耐えてタイムアップの引き分けとなった。皇治はケージ外へ逃げるなど笑いを取って観客を喜ばせたものの、初めての寝技の攻防で新しい可能性を見せた。
大会後、佐伯代表と皇治は囲み取材に応じ、竹浦も同席。佐伯代表が「皇治君との試合は遠慮したの?」と質問を飛ばすと竹浦は「いえ、結構、本気で行きました」とマジメな顔で返した。
隣にいた皇治が「3人で俺をボコボコにしようと話していたようで、2回目に竹さんと対戦した時はめちゃくちゃ力が強かった」と苦笑した。
さらに佐伯代表は「最近の皇治君の成長はどうなの?」と竹浦に聞くと「凄いですよ、本当に。よくMMAの選手がうちに練習に来るんですけど、続かないんです。でも皇治さんは続いています」と返答。
佐伯代表は「続くのはいいけど、強くなっているの?」と突っ込みを入れると「はい、強くなっています。みんな強くなっている実感がないから続かないわけで、皇治さんはどんなにやられても、いつも練習に来ています」と竹浦が証言した。
皇治の飛びつき腕十字について竹浦は「99点です」と評価。皇治は「最初はMMAとか柔術はどうなの?と思っていたけど、いやぁ、面白いです」と大会当日も朝から練習してきたことを明かした。
皇治は大会前日の囲み取材で「俺は普通の選手。でも継続する才能だけあった」と自身のことを語っていたが、MMAに対しても単なる話題作りだけではなく、結果を残そうと本気で取り組んでいるのが、今回のエキシビションでの寝技の動きからも見て取れた。
寝技は短期間でなかなか上達できないと言われるが、“努力の天才”皇治はそうした常識をも覆すかもしれない。ケージサイドで皇治の試合を視察に訪れたRIZINの榊原信行CEOは、今回の試合でどんな可能性を見出したのだろうか。皇治は「年内にはMMAデビューしたい」と語っていたが、もっと早まるかもしれない。
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