【RIZIN】鈴木千裕、ベラトール王者パトリシオとの”剛腕対決”に「断る理由ねえ、倒しに行く」五味隆典からの教えも

2023/07/26（水）UP
（最終更新：2023/07/26 18:28）

　7月30日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.2』の記者会見が26日行われ、現ベラトール フェザー級王者パトリシオ・ピットブル・フレイレ（ブラジル）vs鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）の70kg戦（5分3R）が発表された。

【フォト】バチバチのフェイスオフ！朝倉未来と練習するパトリシオ

　パトリシオはベラトールの史上3番目となる2階級制覇王者。空手スタイルの鋭い強打と、柔術黒帯のグラウンド技術を併せ持つベラトールPFPトップ選手だ。
　昨年大晦日のRIZINでは、クレベル・コイケに判定勝利。今年6月には団体史上初となる三階級制覇を懸けてバンタム級王座へ挑んだが、判定負けした。

　対する鈴木は思い切りの良いパンチを武器とし、『KNOCK OUT』の王座を保持するなど、キックとMMAの“二刀流”ファイター。
 　RIZIN5連勝を挙げ、今年6月に王者クレベル・コイケに挑戦するもクレベルが減量オーバーで王座剥奪。鈴木が勝った場合のみ公式戦となり戴冠することとなったが、1R一本負けした。

　RIZIN榊原代表によると「朝倉海、マッキーと欠場になり、最初にアナウンスした選手が変更になりました。このまま迎えるのではなく、さらに盛り上げようと」この両者の［ベラトールvsRIZIN］対抗戦が急遽組まれたと言う。

　この急遽のビッグマッチに鈴木は「お話いただいた時に、考える間もなくやりますと。断る理由ねえなと思って」と飛びついたと言う。

　鈴木は相手より上回っているポイントとして「世間の人は全員僕が負けると思ってると思うけど」と反骨心を出し「やっぱり負けない気持ちと、五味さんのとこで学んだ根性と気合があるんで」とクレベル戦前に出稽古していた五味隆典ジムでの稽古で、メンタルが養われたと言う。

　さらに「あとは打撃でね。前回は雷を落とせなかったけど、今回はRIZINの舞台に落としてやろうと思います」とクレベル戦では不発だった剛腕をヒットさせると言う。また「倒しに行きます」とKO宣言も飛び出した。

　対するパトリシオは兄・パトリッキーのサポートとして今月上旬から来日しており、朝倉未来の所属するトライフォース赤坂で練習を行っていた。

　パトリシオは「自分は戦士。今回はセコンドとして来日していたが、常に練習し準備をしていた。鈴木選手、やろうぜ」と呼びかけ。試合では「勝ち方は関係なく、とにかく勝つ」と徹底すると言う。

　また兄弟2人での出場は「18年前に同じことがあった」と、かなり久しぶりだと言う。続けて「（18年前は）2人とも勝った。歴史は繰り返すことになる」と兄弟共に揃って勝利すると予告した。

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