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【テクニック】ヘビー級ジョシュアの豪快KO劇は井上がフルトンを倒した技と同じ!?スロー動画と写真で分析

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2023/08/15(火)UP

アンソニー・ジョシュア(左・Getty)と井上尚弥

 プロボクシングの元世界ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)が12日(日本時間13日)に見せた左のボディジャブから右ストレートでKOシーンがスローモーションでDAZNのTwitterに公開されている。相手の2メートルの巨体が倒木のように崩れるシーンは圧巻だ。
 このシーンは先月に井上尚弥がフルトンを倒したコンビネーションと全く同じに見える。そこで2者のKO&ダウンシーンを分析してみたい。 

【フォト&動画】ジョシュアと井上のダウンシーンの比較・分析

ボディジャブで左の前手が下がってガードが空いたのを見逃さず右ストレートへ!(会場の大型ビジョンより)

 まず、井上もジョシュアも序盤から左のボディジャブを何度も出していた。
井上のボディジャブにフルトンは顔面をガードするも、井上のボディストレートは見えず、何度もボディに被弾していた。
 そして8R、井上のボディが効いてきたのであろうか、井上のボディジャブに反応しフルトンが右の肘で落としたところ、前手の左のガードまで同時にやや下がってしまった。そこを見逃さず、井上の右ストレートがヒット!大きくグラつき、すでに倒れる寸前だったが、フルトンの顔に追い討ちの左フックでダウンを奪った。

ジョシュアの左ジャブを相手は右で受けるのと同時に左でジャブ、これで顔面がガラ空きに!(C)DAZN

 ジョシュアの方は7R、ジャブを顔面とボディに打ち分ける。そしてボディジャブに相手が反応し右の腕を下げガードしたと同時にカウンターで前手の左でジャブを放った。ここで顔面が完全にガラ空きになった。そこにジョシュアの右ストレートが入ったのである。

 左のボディジャブを打つと、相手が右構えの場合、まずディフェンスするためにレバーのガードもできる右の腕が下がりやすい。ポイントはそのときのもう一つの左手のガードだ。その左手が下がっているかどうか。両者はそのガードが空いた一瞬の隙に右ストレートを入れている。

 これは使える技だ、と思ってしまうが、体を低くして打つボディストレートも自身の顔面が空きがちになるというリスクも併せ持つ。カウンターでフックやアッパーなどカウンターを合わせられないように注意が必要となる。

 ジョシュアは次戦に元WBCヘビー級王者ディオンテイ・ワイルダーとの対戦を希望。井上はWBAスーパー&IBF同級王者マーロン・タパレスとの試合になると見られる。次なるKO劇にも期待される。

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