元K-1プロデューサー中村氏、THE MATCHは「6:4で実現しないと思っていた」RISE伊藤代表は“今後のK-1交流”を語る
8月17日(木)に渋谷クロスFMで放送されたラジオ番組『大貫彩香か宮原華音のRISE STUDIO』(最終回)に、元K-1プロデューサーの中村拓己氏とRISE代表の伊藤隆氏がゲスト出演。
2022年6月19日に東京ドームで開催された伝説的イベント『THE MATCH 2022』を振り返り、中村氏は「6:4で実現しないと思っていた」と言い、伊藤代表は「武尊選手と天心の気持ちが大きな山を動かした」と、当時の想いなどを語った。
【動画】“世紀の一戦”天心vs 武尊のフル映像!東京ドームが大歓声で揺れる
最大級のキックボクシングイベントとなった『THE MATCH2022』。メインでは、那須川天心vs武尊という世紀のビッグマッチが実現し、その他も「RISEvsK-1」対抗戦が東京ドームを埋め尽くした観客を大興奮させた。
K-1で指揮を執っていた中村氏はイベント実現について「まず、K-1の中だけでも簡単ではなかった。最初の話から1年以上かかった。ぶっちゃけ6:4で実現はしない、難しいと思っていた」と、その苦労を振り返り、ゴングが鳴るまで、この天心vs武尊戦は本当にやるのかと、現実味が感じられなくなっていたという。
一方、RISE側の伊藤代表は「武尊選手と天心の気持ちが大きな山を動かした」と、リングに立つ両選手の気持ちと、実現を熱望するファンの熱い気持ちが支えとなって、伝説的なイベントの実現に満足げな様子だった。
また、中村氏は天心、伊藤代表は武尊と、それぞれの選手の印象を質問されると、中村氏は天心を「新人類。こういう選手が格闘技界に出てきたんだと思った。発想とか、格闘技に対する考え方やスタンスが、僕らの常識を超えていた。僕らの思っていない何かを作っていく選手の代表」と、天心がTHE MATCHの会見で“教科書に載るような試合がしたい”と発言したことが、一番印象に残ったという。
伊藤代表は武尊を「純粋で、無骨で、強さに向かっているナイスガイ。ただ、同時に悲壮感も持っている。だから、特に女の子のファンなどは応援したくなるのでは」と語った。
先月17日に東京・両国国技館にて開催された『K-1 WORLD GP 2023』の大会を最後にK-1のプロデューサーを退任した中村氏。これからは前職のライター業に復帰するが、“取材する側になるので”と前置きしながら、伊藤代表に今後の新生K-1との交流について質問。
すると、伊藤代表は「本音を言うと、交流をあまり連発するつもりはないです。盛り上がらないと思います。燃やす材料がないと盛り上がらないし、互いのイベントを安く売ってしまう」といい、世間を巻き込むような盛り上がるカードが決まるのであれば、「いつでもやりますし、来るもの拒まずです」と力強く語った。
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