2023/08/30（水）UP
（最終更新：2023/08/31 12:10）

アンディ南野（左）はごぼう奥野（右）と因縁勃発

　8月26日に開催された朝倉未来の1分間大会『Breaking Down9』（ブレイキングダウン9）で、『ごぼうの党』奥野卓志にKO負けを喫した所沢のタイソン。そのタイソンのセコンドには、これまで敵対していた“伝説の喧嘩師”アンディ南野が就いたことや、奥野がケガにつながった“前蹴り作戦”をバラされた噂まで広まり、ネット上で話題になっている。

【フォト】KO負けしたタイソンを支えて退場するアンディ南野、ごぼう奥野の前蹴り、そしてパンチがヒットする瞬間

　これに対して南野は、昨日29日、なぜセコンドに就いたのかを明かし、前蹴り作戦リークの噂を否定する動画を自身のYouTubeチャンネルで配信した。

　南野は、昨日2本の動画を配信した。1本目は、敵対していたはずの所沢のタイソンのセコンドに、なぜ就くことになったのか。これについては、「とある筋からタイソンがドタキャンするという情報を得ていて、なんやドタキャンするんかと思っていた。でも会場でタイソンを見つけて、“おっ、ちゃんと来たんやな”と思った。最初は絡んで行こうとか思っていたんだけど、この試合の間だけは応援してやろうと思っていました」と振り返った。

タイソン（左）と奥野（右）が対戦。奥野がKO勝ちを奪った

　そして南野は、「あのアウェーの中で、タイソンが会場に来たのは凄い。彼の仲間は数人いましたが、俺の仲間はたくさんおって。その中で彼に絡んで行くのは弱い者イジメになるみたいで違うなと、フェアじゃないなと思った」と戦いを見守ろうとしていたという。

　だが、タイソンのセコンドを見て、格闘技の安全面から守ってくれる人がいないと判断した南野は「嫌いな奴が目の前で車にはねられても救急車を呼ぶし、困っていたら助ける。だから、自分から動いてしまった」と自らセコンドに就くことを名乗り出たそうだ。この行動について批判が多かったようだが、「動いてしまいました」と素直に告白した。

　また、昨日29日に奥野卓志が、「アンディ南野に前蹴りの作戦をバラされた」とケガに至った原因がアンディ南野にあったと自身のYouTubeチャンネルで配信。南野は、緊急に公開した2本目の動画で、この件についても言及した。

　奥野は試合が始まるとタイソンの顔にめがけ、右前蹴りを放った時、大きく空ぶりしてバランスを崩し、そこで軸足の左ひざの半月板を痛めたと言う。このタイソンによけられた原因は、南野が事前に作戦をリークしたからだと奥野は主張した。

　この主張を聞いた南野は首を傾げながら、「試合が始まった時に、たしかに“前蹴りが来るぞ”と言いました。奥野氏は、その作戦を俺が事前に聞いていて、タイソンにバラしたと言っていますが、そんな卑怯なマネはしません」と全面否定した。

　また南野は、「真実ではないことを公の場で語られて、納得いきません。本当に、私に作戦を話しましたか？　話してなければ訂正してください。僕は誰にも聞いていません。奥野さんは、知名度もありますし、拡散力もあるので信用問題に関わってきます」とクレームを入れた。

　今回の件は、奥野が所沢のタイソンから南野にターゲットを変更しているのか目的は不明だが、これで因縁が生まれたのは間違いない。奥野と南野の因縁が、次のブレイキングダウンへ繋がっていくのか気になるところだ。

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