ビルダーで体育学者が「ドーピング止めても10年間、筋肥大しやすい」木村ミノル問題に警鐘
日本体育大学体育学部教授でボディビルダーのバズーカ岡田(岡田隆)が、木村ミノルの“ドーピング陽性”問題について、昨日5日、自身のYouTubeチャンネルでドーピングについて詳しく説明し警鐘を鳴らした。
【フォト&動画】“ドーピング”で手に入れた木村の肉体、バズーカ岡田の解説動画
バズーカは、日本オリンピック委員会科学サポート部門員であり、日本ボディビル・フィットネス連盟ジュニア委員会委員長なども務めている。また、柔道全日本男子チームの体力強化部門長をしていたこともある、筋肉のスペシャリストだ。
そのバズーカから見て、今回の木村のドーピング陽性問題は、首を傾げることが多いという。まずバズーカは「検査をする前に、“大丈夫です”と主張しておいて、陽性が出たら“やりました”と認める。つまり、ウソをつく人はつく、“フェイクナチュラル”がいることが今回の件で分かりました」と指摘した。また、こういうウソをつく選手がいるため、ウソ発見器を導入する団体もあるという。
ちなみに木村が検出された禁止薬物の一つクレンブテロールは、筋肉増強や減量中に脂肪が落ちやすい効果があるようだ。
バズーカは「クレンブテロールは食肉産業でも使用されていたようで、赤身を増やす効果があると言われています。また減量がしやすくなるということで、筋肉を残すことができます。つまり、エンジンはそのままで車体を軽くすることが可能なわけです。速さも強さもあり、減量苦もないということで、これは相当なアドバンテージになります。相手はその身体の攻撃によりダメージを受けるわけです」と警鐘を鳴らす。
そして、「半年後、陰性証明があれば、試合ができると聞いています。ただし、これは尿から出てくる物質が陰性であるだけで、体内に残存する期間はもっと長いです。身体には核という筋肉を増やすための工場があり、その数は筋トレによって増えていきます。これがドーピングによっても増えるいくことが分かっています。増えた工場の効果は、10年は残存するのではないかという計算です」とバズーカ。
つまり、木村が半年で陰性になったとしても、「10年間、筋肥大しやすい身体を手に入れたわけです」とバズーカは強調した。
木村は今年6月に参戦したRIZINの試合で陽性反応が出たのは、まだその成分が身体に残っていたと説明。使用していたのは、22年12月の『INOKI BOM-BA-YEx巌流島』の矢地祐介戦(1RKO=無効試合)、23年3月の『KNOCK OUT』のクンタップ・チャロンチャイ戦(1RKO)で、減量の効果を上げるために計6回使用していたと告白している。
今後について木村は、「クリーンな肉体を作って、正々堂々、皆様の前で戦いたいと思います」と謝罪とともに決意を語っていたが、どんな形で決着していくのだろうか。
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