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斎藤裕、木村ミノルのドーピング問題に“金属バット持った選手と戦うようなもの”自身の検査体験も語る

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2023/09/06(水)UP

ドーピングが疑われていた木村の肉体(※今年6月のロクク・ダリ戦)

 元RIZINフェザー級王者の斎藤裕が、昨日7日、自身のYouTubeチャンネルで木村ミノルのドーピング問題について語った。
 RIZINは今月2日の記者会見で、今年6月24日開催の『RIZIN.43』に参戦した元K-1王者・木村“フィリップ”ミノル(29=Battle-Box)のドーピング検査の結果が“陽性”だったことを発表し、当該試合の結果が無効試合、罰金、RIZINにおいて半年間の出場停止を言い渡されていた。

【フォト】木村の“ドーピング”が疑われたムキムキボディ

 まず斎藤は「ああいう形で記者会見をして、“陽性でした”と発表することは日本人では初じゃないですか。違法薬物、ドーピングを考える一つのキッカケになったのではないかと思います」と感想を述べた。また、「団体にとってはチェックが厳しくないところもあるので、そうした違法薬物を使った選手と戦った日本人選手は多いと思います」と続けた。

 斎藤は違法薬物を使用した選手が分かると言い「明らかにおかしいだろうという選手は、見たらわかる。(筋肉の)膨らみ方とか血管の浮き出し方で、それも込みでやるしかないという風潮。終わってから文句を言っても結果が出ているんで」と泣き寝入りになっている選手もいることを指摘。

斎藤裕は、自身のYouTubeチャンネルでドーピング問題について斬り込んだ(『斎藤裕』YouTubeチャンネルサムネイルより)

 ちなみにUFCは2015年からUSADA(米アンチ・ドーピング機構)と組んでドーピング検査を厳格化したことで、使用する選手がなくなってきたともいう。斎藤はドーピングを使用した選手と試合することは「極端な例で言えば、(ドーピング使用選手は)金属バットとか持って試合に行くような感じですよね」と否定する。

 また自身では使わないというが、「例えば3ヶ月かけて手に入れる身体を、1回、2回(禁止薬物を)打つだけで手に入れてしまったら、もう戻れないのではないかと思ってしまいます。正常な人間の精神に戻れるのかな?」と首を傾げた。

 さらに斎藤は、「内情をどこまで言っていいのかわからないんですけど、僕、RIZINのドーピングチェックを4試合連続でやっているんですよ。タイトルマッチはやると聞いていたんですけど、そうではない試合も4回連続で尿検査を出しているんです。ランダムで選ばれると聞いていたんで、もうないだろうと思ったら、またやることになっての繰り返し」と笑顔で振り返った。

 RIZINが採用している尿検査は、「目の前に人が立っているんで、出したいのに全然、尿が出ない。15分くらい出ない時もありました」と立ち合いで厳格化されたものだと斎藤は説明する。

 最後に斎藤は、「今回は一石を投じるような会見になったんじゃないですか。この業界とか世の中に対しても」と、少しでもいい方向へ変わってくれればと期待していた。

▶次ページは、【フォト】木村の“ドーピング”が疑われたムキムキボディ

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