【RIZIN】鈴木千裕、ケラモフ戦へ向け“稲妻”の右を披露「日本ナメるな！バーンと勝つ」＝11.4アゼルバイジャン

2023/10/18（水）UP
（最終更新：2023/10/18 16:22）

　11月4日（土）アゼルバイジャンにて開催の『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』のフェザー級タイトルマッチで、王者ヴガール・ケラモフ（アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB）と対戦する鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）が18日、所属ジムで公開練習を行い、ミット打ちでベラトール王者のパトリシオ・ピットブルをKOした右の強打を披露した。

【フォト】鈴木の“稲妻”の右が炸裂！ケラモフの顔写真をビリビリに

　公開練習で鈴木は、シャドーが終わるとミット打ちでパトリシオをKOした強烈な右を披露。さらに三日月蹴り、ヒザ蹴り、ヒジ打ちも見せていき、ミットを叩く派手な音が響いた。スタッフが用意したケラモフの顔写真の板をヒジ打ちやパンチで叩き、サンドバッグに貼り付けたケラモフの写真はパンチのパワーで引き裂いた。

　ライブ中継はケラモフも見ているそうで、鈴木はヒートアップ。顔写真をビリビリに破くなど、前回のアゼルバイジャン会見でケラモフへの挑発を繰り返したことを再現するような暴れぶりだった。

　囲みインタビューで真意を聞かれた鈴木は、「ケラモフの本気が見たいから。日本に来る時は、いつもすかしているような感じなんで。マジでやってやろうかなという殺気をつけてほしいんです。俺は、そういう本気の100％のケラモフを倒してチャンピオンになりたい。やることやって、本気で来いよと。コンディション不良とか、俺に対して失礼だからな」と地元でモチベーションの高くなったケラモフを倒すことに価値を持っているという。

　わざと怒らせて打ち合いに持ちこむ作戦かと確認すると、「それは考えてないです。俺がもう向こう側だったら、打ち合いをしないでテイクダウンに持ち込もうと言っていると思うので。すぐにテイクダウンしてくると思う。でも日本をなめるなよと。最高の作戦を練っていきます」と鈴木はすべての局面を想定していると明かした。

　鈴木は、インタビューで何度も「日本をなめるなよ」「日本を背負う」という言葉を繰り返した。ベラトールに対しても「何がベラトールだと思っています。強いことを証明していきたい」と日本の強さを強調。さらに「俺はキック（KNOCK OUT）とMMAに挑戦していますが、RIZIN世界チャンピオンになれば、自然とキックも評価される。そこに価値があるんです」と二刀流を極めるためにもケラモフ撃破を狙っている。

　パトリシオ戦の再現については、「15分とかやっていられないので、バーンとやってバーンと勝つ！期待してください」と自信があるようだ。

　もしもケラモフを右の強打でKOしたら、世界の日本に対する価値観をガラリと変える転機になるかもしれない。鈴木の“稲妻”の一撃に期待したい。

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