【ボクシング】元UFCガヌー、ヘビー級王者フューリーからダウンを奪う大健闘に「人々が間違っていたことを証明できた」

2023/10/29（日）UP
（最終更新：2023/10/30 06:49）

　10月28日（日本時間29日）にサウジアラビアのリヤドで実施されたボクシングマッチ（10R）にて、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー（35=英国）に善戦するも判定2-1で敗れた元UFC世界ヘビー級王者フランシス・ガヌー（37=カメルーン）。試合直後のリング上で「人々が間違っていたことを証明できた、もっと強くなって戻る」と語った。
　世間では「いくら元UFC王者とはいえ、現ヘビー級王者とボクシング対決をするなんてレベルが違いすぎる、とんでもない」など批判が多かった。

【フォト＆動画】世界が衝撃！ガヌーがフューリーからダウンを奪った瞬間！

　ガヌーは今回がプロボクシングデビュー戦にも関わらず王者フューリーを相手に大健闘。3Rにはダウンを奪う場面もあったが、フューリーに細かいヒットでポイントを奪われ、判定2-1のスプリットで敗れた。

　終了直後、ガヌーが現在の心境を尋ねられると「最高だ。とても幸せな気持ちだ。思った結果にはならなかったが、自分の強さは証明できたと思う」と自身のパフォーマンス自体には満足の様子だ。

　下馬評では圧倒的に不利、批判の声もあったが、「今回は人々が間違っていたことを証明できた。ヒットはもらったが、怪我はない」と胸を張る。

　続けて「今回は私のボクシングデビュー戦。経験値が浅く、ゲームのやり方があまり分かっていなかった」と冷静に自己分析しながら「私はファイターだ。すぐにでも戦う準備はできている。この後は再びハードな練習を行い、もっと強くなって戻ってくる。次はもっと良い戦いを見せることができるはずだ」と、試合直後にも関わらず、既に意識を次戦に向けた。

　敗れたものの、世界王者のフューリーからダウンを奪うなど世界を驚かせたガヌー。次は誰と戦うのか、注目だ。

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