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【K-1】菅原美優、今年最後の試合は「勝利で飾りたい」目指すファイトスタイルも語る=12.9大阪

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2023/11/14(火)UP

菅原美優がデッドマン(パネルの人物)と対戦する

 12月9日(土)にエディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 ReBIRTH.2』の[スーパーファイト女子アトム級/3分3R ・延長1R]で、WBCムエタイ豪州ミニフライ級王者のルシール・デッドマン(オーストラリア/Taylormade Muay Thai)と対戦する、K-1 WORLD GP女子アトム級王者・菅原美優(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。
 菅原は試合へ向け「明確な差をつけて、今年最後の試合を勝利で終わりたい」と意気込んだ。

【フォト】菅原が計量で見せた美腹筋、グラビア姿も

 菅原は、今年3月に王者パヤーフォンとのタイトルマッチに勝利し、K-1王座奪取・リベンジを果たした。7月は、ギリシャのディミトラ・アガサゲリドゥと対戦し、自身初の欧米人選手相手に判定勝利。9月はヨーロッパの強豪マリア・ネラとスーパーファイトで対戦し判定勝ちを収めている。

 今年は全て海外選手との対戦だったが、特にフィジカル面の強さを感じたという。「力負けではなく、頑丈さですね。前蹴りを当てて自分がバランスを崩すこともありましたし、周りから『相手はタフだったね』と言われることも多くなりました」と感想を述べる。
 その一方で、海外選手が相手だと「もちろんK-1チャンピオンとして背負う部分もありますが、また違った試練を与えられている新鮮さがあります」と新鮮さを感じながら試合に臨めているようだ。

菅原が前蹴りを放つ(今年3月のパヤーフォン戦)

 同じジムにKANAや金子晃大といった王者がいることで「刺激も受けつつ、焦りもあるという感じです。2人とも凄く強くて、すぐに追いつける存在ではないです。2人と私はファイトスタイルが違うし、倒したいけど私には2人のようなパワーがあるわけでもない。納得できるスタイルを作らないといけない」とコメント。

 納得できるファイトスタイルというのは「スピード、距離感とか、自分しかできないと思われるスタイルの確立です。そうした自分のスタイルをもっと高めていければ、最終的には2人のように倒せるようになると思っています」と説明した。

 また、菅原はボクシングファンとしても有名だが、憧れの選手について「ゲンナジー・ゴロフキン選手をリスペクトしています。彼はとても紳士に見えるし、いい方だなという人間としての魅力も伝わってきます。過酷な状況の中で勝ち抜き、地道に努力を積み重ねてきて強さを持った選手なので、自分もああいうチャンピオンになりたいなとは思っています」とし、理想のチャンピオンにWBAスーパーミドル級・WBC&IBF世界ミドル級統一王者ゴロフキンの名前をあげる。
 それでも「憧れるのは、自分と違うからなのかもしれません。ゴロフキン選手のように自分は戦えないですし、自分にないからこそ、惹かれてしまうのだと思います」とした。

 では自分に近い存在はいるかという質問には「ボクサーだと最近は、中谷(潤人)選手ですかね。ああいう手足が長いパンチの打ち方をしたいなと思います。リーチをうまく使って、カウンターやショートがうまく、アッパーが絶妙。あんなに凄い動きは、もちろんできないですけど、少しでも自分の動きに取り入れることができたら」とWBO世界スーパーフライ級王者・中谷を参考にしているという。

長い脚でミドルキックを蹴り込む菅原(前回のマリア・ネラ戦)

 加えて「私は、うまい選手になりたいんです。結果的に倒せなかったとしても、テクニックやスピードで魅せることができれば、それもプロなのかなと思っています。自分のスタイルを確立した上で、倒すというゴールに向かいたいです」と、自分のファイトスタイルで最終的にはKOを目指すと理想を語った。

 次戦の相手デッドマンについては「最初に試合を見た時、強いと思ってビビってしまいました。とてもローキックが強い印象で、どの技も上手で前蹴りもうまくて、私のスタイルとダブる部分もあります。だからこそ、蹴り負けないようにしたいですね。対戦相手が強くなるのは与えられた試練だと感謝して、明確な差をつけて、今年最後の試合を勝利で終わりたいです」と意気込んだ。

 現在4連勝中と勢いに乗る菅原だが、次戦はどんなファイトを見せてくれるか期待したい。

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