【柔道】高藤直寿、一本負けで五輪代表ならず、勝った永山竜樹が代表へ=GS東京
12月3日(日)、柔道の国際大会『柔道グランドスラム東京2023』(東京体育館)の2日目が行われ、男子60kg級では東京五輪金メダリストの高藤直寿(パーク24)と永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)が五輪代表の座をかけ決勝戦で対戦。永山が延長戦で一本勝ちし、パリ五輪行きの切符を手にした。
昨年の世界選手権で優勝した高藤、パリ五輪は確実視されていたが、今年5月の世界選手権では5位、8月の国際大会ワールドマスターズでも3位と優勝から遠かった。一方、永山は、今年に入り国際大会で2度優勝するなど、高藤の背中に追いついてきた。
今大会では高藤が1回戦を技あり、2回戦を一本で勝ち上がると3−4回戦は相手の反則で勝利、準決勝では中村太樹(国士舘大)に優勢勝ちで決勝進出。
一方、永山は初戦の2回戦、3回戦を一本勝ち、準々決勝ではジョージアの選手に反則勝ちすると、準決勝ではブリエフ・アユブ(ロシア=中立国)に技ありを奪い勝利。勢いよく決勝に進んだ。
決勝は互いに技をかけ一進一退だったが、本戦終盤に高藤が隅返を狙い下になったところで永山が覆い被さり、高藤は下唇を切って出血。しばらく試合中断し止血したが、ラスト6秒で再び出血、下唇から後頭部にかけ大きくテーピングすることに。パフォーマンスに影響が出なければと心配されたが、試合再開後の6秒はすぐに終わったが、延長戦に入り開始23秒、永山が一本背負いで勝利した。
見事優勝した永山は「東京五輪代表を外れてから苦しい期間が続いたのですが、やっとここまで来れたと思います。東京五輪の前もGS大阪で(高藤に)決勝で負けて代表になれなかったので、今回は必ず自分が勝って代表になるという気持ちで頑張りました」と語った。
大会後の強化委員会でパリ五輪代表の選考が行われ、永山が初の五輪代表に選ばれた。高藤は3大会連続の五輪出場とはならなかった。
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