【RISE】田丸辰、クマンドーイとの決勝戦へ意気込み「衝撃的な勝ち方を」=公開練習
12月16日(土)東京・両国国技館で開催される『RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の[-54kgトーナメント決勝戦 3分3R延長2R]でクマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー)と対戦する、田丸辰(TRY HARD GYM)の公開練習が5日、所属ジムにて行われた。
田丸は初代RISEフライ級王座、初代RISEスーパーフライ級王座を戴冠した2階級制覇王者。サウスポーから繰り出すパンチとバランスよい蹴りを武器とする。トーナメント1回戦はペッシラー・ウォー・ウラチャーにボディへのヒザ蹴りでKO勝利。準決勝は大﨑一貴に判定勝利して決勝へ駒を進めている。
対するクマンドーイは、ラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級王座などのベルトを獲得しているトップファイター。20年の『RIZIN.26』で那須川天心と対戦し、判定で敗れたが思い切りのよいパンチとミドルで那須川を苦しめた。トーナメントでは、モハメッド・カルーアと志朗に判定勝利を収めて決勝へ進出した。
公開練習では、パンチのミット打ちを行った田丸。ワンツーやフックなどキレのあるパンチを見せており、かなり仕上がりは良さそうだ。
その後のインタビューで、現在の体調について「めちゃめちゃ良い感じですね。ただ(減量の影響で)免疫力は下がってると思うので、しっかり最後まで体調管理をしたいと思います」とコメント。
対戦するクマンドーイの強さを「思い切りの良さと攻撃力じゃないですかね。パンチも蹴りも気持ちが強くて思い切りが良い」と分析。試合へ向け強化してきた部分を問われ「攻撃力があるので、出来るだけもらわないように捌いたりする(練習)とか。ただ重いっ切り振ってくれる分、こっちのカウンターが当たれば倒せると思います」と語った。
クマンドーイが日本の格闘技ファンに多く知られたのは、RIZINでの天心戦だろう。田丸は少年時代、天心と一緒に練習しており、天心二世と言われた事もある。それを踏まえて、天心vsクマンドーイを超えるような試合を意識するか聞かれると「あの試合と比較されるのが嫌で、自分の道でしか切り開いていけないと思う。ここで自分が衝撃的な勝ち方をして、天心二世としてじゃなく自分の名前を覚えてもらったりとか、自分にしかないストーリーを皆んなに知ってもらえたらと思います」と答えた。田丸の話からは、天心との比較ではなく自身で切り開いていく覚悟が感じられた。
その上で、勝ち方に関して「ここで倒して勝つのと、判定ギリギリで勝つのでは(周りの)評価が全然変わってくると思うので、スターになる為に(倒す事を)意識してます」と意気込んだ。
今後へ向けて、他団体の選手などに興味はあるか尋ねられ「(日本の)他団体はあまり興味ないですね、軽量級はRISEが日本で一番レベルが高いと思っているので。RISEのトップを証明しつつ、武尊さんみたく今注目されてるONEとかに行けたらカッコいいと思います」とONEへの参戦も視野に入れているようだ。
いよいよトーナメント決勝戦を迎える田丸、果たしてどのような結末を迎えるか見届けたい。
▶︎次ページは【動画】田丸がムエタイ王者をヒザ蹴りで悶絶KO!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【RISE】田丸辰、母の死を乗り越え大﨑一貴にリベンジ勝利、世界T決勝進出
・【RISE】”天心を苦しめた男”クマンドーイ、志朗からダウン奪い世界T決勝進出!
・【テレビ】那須川天心、大みそか夜は『逃走中』に参戦!「一度も優勝ない、今年最後は俺で締めたい」
・城戸康裕、足が“ゾウのように”腫れ上がる!ハイキックKO勝ちの代償、写真を公開
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!