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【訃報】極真の名伯楽、浜井識安氏が死去、痛くないグローブも開発

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2023/12/15(金)UP

雄弁だった浜井識安会長、護身空手の発展に尽力していた最中だっただけに悔やまれる

 極真会館 浜井派・力謝会の浜井識安会長(のりやす=69)が12月14日午後に死去した。
 浜井派の浜井美香代表が15日、浜井派公式サイトにて「昨日、12月14日に会長が亡くなりました。家族に看取られ、最後は安らかに息を引き取りました。1週間前に急性骨髄性白血病と診断され、直接の死因は肺炎でした」と発表した。

【フォト】浜井会長がかつて所属した池袋旧本部道場で稽古!痛くないグローブ実演、11月に収録の浜井会長の動画「日本人へのメッセージ」

 浜井識安会長は1954年(昭和29年)年2月15日、石川県七尾市で生まれ育ち、一橋大学に入学後、極真空手を修行。1973年11月の第5回全日本選手権で6位に入賞、極真会館石川県支部長となった77年、第9回全日本選手権では4位に入賞。以後、当時、珍しかったビデオ映像を用いて技術分析し選手を育成。全日本準優勝の水口敏夫、全日本王者の増田章を始めとした多くの強豪を育成、極真空手の名伯楽と称せらた。

 事業家でもありレンタルビデオ業の株式会社ビデオシティを起業、北陸を中心に35店舗にまで増やす成功を収めた後、大手レンタルビデオ会社GEOに売却。
 2006年より極真会館(松井館長)から離れ、極真会館浜井派を設立。国内のみならず、中国・大連にも道場を出した。

 20年には自身が新開発した“痛くないグローブ”「ドラグローブ」を販売開始。さらに頑丈な特殊なファールカップをも開発。護身には顔面と金的の攻防を身につける重要性を強調し護身空手ルールを作った。21年には顔面、金的攻撃を認める護身空手の大会開催。そのルールで22年5月から全日本大会を開催していた。

 葬儀は、石川県金沢市の葬儀場にて、12月23日(土)に行われ、浜井派公式サイトでは詳細は改めて報告するとしている。

【フォト】浜井会長がかつて所属した池袋旧本部道場で稽古!痛くないグローブ実演、11月に収録の浜井会長の動画「日本人へのメッセージ」

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