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【ボクシング】井岡一翔、井上尚弥と世界戦勝利数並ばれるも“ペレス戦に集中する”

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2023/12/29(金)UP

井岡(左)とペレスが調印式を行った

 12月31日(日)東京・大田区総合体育館にて行われる『WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ』で対戦する、同級王者の井岡一翔(34=志成)と挑戦者のホスベル・ペレス(28=ベネズエラ/同級6位)が29日、都内で調印式に臨んだ。

【フォト&動画】今回の会見写真とペレスの豪快KOシーンも

グローブチェックをする井岡

 両選手とも無事に調印を済ませ、グローブチェックで井岡はウイニング製のえんじ色のグローブ、ペレスはメキシコのレイジェス製の青のグローブを選んだ。

 井岡はペレスの印象を聞かれるも「今はまだやるべきことがあるので自分自身に集中してます」とし、ペレスも「私も同じで自分に集中してます。タイトルをいただきます」と互いに試合で見せる構えだ。

コメントする井岡

 今回の試合はABEMAでの中継となるが、井岡は「チャンスを頂けるということは期待していただいてると思うので、いつも以上に良い勝ち方で、出来ればKO勝利したいと思ってる。良いパフォーマンスで恩返し出来れば」とKOを狙うとした。

 ペレスは昨日の公開練習で井岡の弱点として、正面から打ち合うのを避けていることや年齢の懸念点をあげたが、それについて井岡は「気にする気持ちはない、準備してきたことを遂行するだけ。成長した姿を見せたいので、過去の発言には何も思わないです」とコメント。

ペレスも試合へ向け意気込んだ

 今月26日に井上尚弥は2階級4団体統一を果たし、これで世界戦21勝となり井岡と世界戦勝利数が並んだ。この試合で井岡が勝てば井上を再び追い抜くことになるが、それについて井岡は「気にしてない、自分にとっては次も大事な試合なので特にとらわれずに気にせずに、やるべきことを淡々とこなして勝利を味わいたい」と、あくまで目の前の試合に集中するとした。

 明日は前日計量。互いに残り1.5kgと言い、これから最後の仕上げに入る。

<両選手の近況>

 井岡は今年6月、ジョシュア・フランコ(米国)に判定勝ちして同タイトル奪取に成功。試合後、WBC世界同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と王座統一戦を希望するも実現せず、今回の初防衛戦を迎える。

 対するペレスは20勝(18KO)3敗でKO率は78%を誇る。アグレッシブファイターだが、打たせない上手さも持ち合わせ、20年に無敗のWBAフライ級王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に挑戦。敗れはしたものの、打たせず粘り判定に持ち込んだ。そして今年9月、ペレスは4回KO勝ちでベネズエラスーパーフライ級王者に輝いている。

▶︎次ページは【フォト&動画】今回の会見写真とペレスの豪快KOシーンも

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