49歳・元K-1王者マーク・ハント、”素手ボクシング”で現役復帰へ!過去の“脳障害”への懸念も
“サモアの怪人”の異名持つ元K-1王者のマーク・ハント(49=ニュージーランド)が10日に現役復帰を宣言。全米人気の素手ボクシング興行「BKFC」に参戦する意向があることを明らかにした。劇的な逆転KO勝利後に飛び出した引退宣言からわずか1年余りでの復帰だ。
【フォト&動画】ハントが豪腕パンチで逆転KO!ボコボコ殴られた相手が崩れ落ちる衝撃
ハントは01年12月に「K-1 WORLD GP」で優勝すると、04年6月に「PRIDE」でMMAデビュー。10年からは「UFC」に戦場を移し、世界のヘビー級強豪らと名勝負を演じた。最近は戦いの舞台をボクシングに移し、22年11月にソニー・ビル・ウィリアムスをKOで下し、その後に引退宣言を行った。
ハントは10日にMMA記者のアリエル・エルワニの番組『MMA HOUR』に出演しBKFC参戦を予告。復帰理由の一番は経済的な安定を得るための様だが、その一方で「好きで戦っている訳ではないが、神様が私をファイターにしてくれたと運命を感じている。戦うことが現実なんだ」と語った。
ハントはまた、自身のインスタの投稿でも、BKFC以外でも複数の試合のオファーを受けていることを明らかにすると、現在契約交渉中のBKFCでは「3戦したらベルトを獲得する」と気合が入っている。
その一方で健康面での不安は大きい。今年3月に50歳になるハントだが、7年前の2017年に脳障害の症状に苦しんだことを告白。その症状は不眠、吃音や滑舌の悪化、記憶力の低下などあると赤裸々に語っていた。現在はこの症状について言及はないが、素手ボクシング参戦に懸念される部分だ。
BKFCなどの素手の殴り合いの場合は、グローブと違い、外傷のリスクは大きいが、その分脳へのダメージは少ないのではと議論されることはあるが、常に倒し倒されの激闘を演じてきたヘビー級のハントの場合は、それでも脳へのダメージは少なからずあるだろう。
しかし、BKFC側から見れば、ハント参戦はヘビー級が大きく盛り上がる起爆剤。現王者のミック・テリルとのタイトル戦は確実にドル箱マッチになるだろう。それ以外でも、ベン・ロズウェル、アラン・ベルチャー、グレッグ・ハーディなど元UFCファイターとの“素手”での激突もファンは期待しているに違いない。
果たして、ハントはどのタイミングでBKFC参戦となるのか、今後の動向に注目したい。
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