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開頭手術の穴口一輝が死去、「止めるタイミング難しかった」23歳の早すぎる人生

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2024/02/03(土)UP

昨年12月26日、穴口一輝はフルラウンドの激闘も試合後に意識を失い開頭手術、2日に23歳の若さで他界した

 東京・有明アリーナにて12月26日に行われた日本バンタム級タイトル戦で4度のダウンを奪われ判定負けした穴口一輝(23=真正)が、試合後に右硬膜下血腫で開頭手術。以降、意識不明状態が続いていたが、JBCは2日、午後5時38分に死去したことを発表した。
 JBC安河内本部事務局長は12月30日の囲み取材で「止めるタイミングが難しい状況だった」とダウンしてもすぐに反撃に転じた穴口の試合について述べていた。
 試合後は自力で立てず、セコンドが必死に支え、リングを降りた。

【フォト】穴口がダウン、判定後に足が痙攣、力が入らず立てなくなるシーン、採点表も

判定後、ぐらつき立てなくなる穴口

 もう少し早く止められなかったのかという声もある。安河内氏は「穴口選手はダウンするも、しっかり立って追い上げた。ダウンを奪われたラウンド以外は(採点表では)勝っていた。10R目もこのラウンドとってやるぞという感じで戦っていた。パンチが交錯して倒れたが、効いてダウンしたという感じはしなかった。ダウンしてもすぐに盛り返したので止めるタイミングが難しかった」と語った。

 負けを宣告された瞬間から足に力が入らなくなりセコンドに抱えられたが、すぐに自分で歩いて行ったので担架は呼ばなかったという。歩いて帰ったものの控え室に入ると意識が遠のき、有明アリーナの医務室に入る頃には意識を失っていたという。

採点表、穴口がダウンを奪われた4、7、9、10ラウンド以外は全て穴口が優勢だった。

 そして救急車で病院に運ばれ、開頭手術となり意識不明の状態が続いていた。穴口は2000年5月12日、大阪府岸和田市出身、6歳のころから地元・岸和田市内のジムの門をたたき、中学時代には全国アンダージュニア王座、高校時代には17年全国高校選抜フライ級と、18年の国体で2冠、大学進学後に東京五輪を目指したが予選で敗れ、真正ジムにスカウトされプロに。プロ戦績は6勝(2KO)1敗、23歳の早すぎる人生、ご冥福を祈りたい。

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