五味隆典、サンボ初挑戦で腕十字一本勝ち!2回戦敗退も次のステージへ=全日本サンボ選手権
2月4日(日)東京・墨田区総合体育館にて、日本サンボ連盟『第50回全日本サンボ選手権大会』が開催された。
今大会は50回記念大会として、スポーツサンボ、コンバットサンボの他にマスターズの部、高校生の部も行われ、スポーツサンボの79kg級には五味隆典が参戦。2回戦で惜しくも判定負けとなったが、1回戦では腕十字を極めて一本勝ちを見せた。
サンボはロシア発祥の格闘技。スポーツサンボとコンバットサンボに分かれており、大まかには投げ技と寝技中心のスポーツサンボ、そこに打撃も認められているのがコンバットサンボとなる。
柔道とレスリングの要素を合わせたような競技で、選手は赤か青のサンボ着、ショーツ、サンボシューズを着用。試合はレスリングマット上で行われる。主に投げ技と寝技でポイントが加算され、一本勝ち以外は試合終了時点での点数で勝敗が決まる。
五味は元修斗世界ウェルター級王者にして初代PRIDEライト級王者の実績を持つ、言わずと知れたMMA界のレジェンド。
かつて五味が通っていた木口道場にはサンボのクラスがあり、道場の先輩となる五木田勝氏が現在、日本サンボ連盟の副会長を務めている。昔からサンボとは縁が深い五味だが、試合に出場するのは初めてとなった。
五味が出場したスポーツサンボ79kg級は10人のトーナメント方式。1回戦、小倉雅人(OFC)と対戦した五味は腕十字を極めて難なく一本勝ち。しかし2回戦、北岡賢英(至学館大学)との試合では、投げ技で互いにポイントを取り合う展開となり、惜しくも3-5の判定負けを喫した。
試合後インタビューで五味は、インタビュアーの五木田氏に「勘弁してくださいよ(笑)。無茶振り無茶振り」とコメント。今回は先輩からの誘いを受けて参戦したようだ。
初のサンボはどうだったか聞かれると「面白かったですよ。ただ(年齢が)20個以上違う子とやるのは今年でやめます。次はマスターズに出ます。ちゃんと現実を受け入れて、もう無茶しない方がいいってことは分かりました(笑)」とさすがの五味も現在45歳、初のサンボで大学生との勝負は厳しかった様子。
五木田氏が「連盟としてはマスターズの世界選手権に出てほしい」と言うと、「なるほど、こっちを目指しましょう。マスターズでしたら45歳で1年生なんで」と、45歳以上が対象のマスターズ参戦に意欲を見せる。
改めて、サンボの試合に関しては「激しい攻防に見えるんですけど、力抜いてる選手だったりちょっと不思議な感じがしました。難しいですね、やっぱポイント持たれると抑え込まれたりしちゃうんで、良い勉強になりました」と振り返った。
五木田氏は「今年もマスターズの世界選手権、アジア選手権、色々国際大会やってるんで、五味が行くんなら連盟も派遣します」と期待を込めた。次はマスターズでの出場もあるのだろうか、今後の動向にも注目していきたい。
▶︎次ページは【フォト】五味がサンボ初出場で極めた!一本勝ちの瞬間
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