KOで3階級制した中谷潤人、バンタム統一戦目指す!ドネア破った元王者「中谷の距離、パンチ見えず」敗因語る
2月24日(土)東京・両国国技館にて行われた[WBC世界バンタム級(53.52kg)タイトルマッチ]では中谷潤人(MT)が王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6R 1分12秒でTKO勝利、3階級制覇を達成した。
中谷は試合後の会見ではKOの分析と今後の目標、サンティアゴは「パンチが見えなかった」など敗因も語った。
試合を終えた中谷は会見で「タフな選手なのでガンガン来るかなという想定のもと、自分の距離を徹底して、コーナーからの指示を受けながら試合を組み立てていけた。最後は綺麗に当たったのでよかった」と振り返る。
6Rの最初のダウンについては「6Rに入り、セコンドからリズムを変えようと。ジャンピングしてステップ踏んでワンツー、ワンツーと言われたてたのでそれがすごくスムーズに当たった。凄くリラックスして出た左ストレートだった」とコーナーの指示をしっかり受け止めた結果という。続けて最後のラッシュKOは「右が効いているのがわかったので、左で崩してから、右が当たったのでは」分析した。
対するサンディアゴは試合後会見で最初の左ストレートは「パンチは見えなかった」とし、身長の高い中谷に対し「上体を揺らして中に入る作戦だったが、中谷選手は距離の取り方に長けていた。それが私の試合を複雑にした」と思い通りの試合ができなかったと語る。
昨年、ドネアに勝った時のような回転力は見られなかったことについては「中谷選手はサウスポーで、距離が取るのが上手い選手。よって私は入れなかった。もっと接近してやりたかった。ただ中谷選手は距離の取り方をよく知っていた」と中谷を称え「再び世界王者に返り咲く」と意欲を見せた。
中谷は今回のKO勝利について「KO負けの無い選手にKO勝利ができたのはより自信になったので、さらに上のところを見ていけるのかなと思いました。統一戦だったり、パウンドフォーパウンド入りすることは持っているのでそこに向けてビッグファイトをしていきたい」と高い目標を持つ。バンタム級4団体統一まであと3つ。やりたい選手は”用意された選手と戦うのみ”としたが、今言えることは中谷のプロとしてのボクシングを見せ続けることだ。
「見ていて楽しいと思われるのがプロボクサーだと思う。僕の倒すシーンなど期待して待ってくれる人が増えたらいいなと思っている」と語った。
27勝(20KO)無敗でWBC世界王者になった中谷。他団体の世界バンタム級王者にはWBAが井上拓真、IBFがエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBOがジェイソン・モロニー(オーストラリア)となっている。中谷の次戦は統一戦か下部ランカーとの指名試合か。果たして…。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【この試合レポート】中谷潤人、6回KO勝利で3階級制覇達成!
・ラウンドガール”褐色のグラマラス”りさぶー、限界露出に挑んだ写真集がデジタル化「見て欲しい」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!