2024/03/07（木）UP
（最終更新：2024/03/07 22:13）

K-1とRISEが記者懇親会を開催。左からK-1のカルロス菊田プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサー、RISEの伊藤隆代表、石井館長

　3月7日（木）都内にてK-1とRISEの記者懇親会が開かれ、K-1からはカルロス菊田プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサー、K-1ファウンダーの石井和義館長、そしてRISEからは伊藤隆代表が出席し、忌憚のない意見交換が行われた。
　3月17日（日）は『RISE ELDORADO 2024』（東京体育館）、そして20日（水・祝）は『K-1 WORLD MAX』（国立代々木競技場第一体育館）にて、合わせて10対10の対抗戦が行われる（各5対5で実施）が、石井館長から「対抗戦はKOかダウンなければドローでいいのでは？」と仰天プランが提案された。

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両団体の仲を取り持つ石井館長

　記者懇親会で石井館長は、「格闘技の敵は格闘技でなく、あくまでも野球やサッカー、ラグビーなどのメジャースポーツです」と宣言し、各記者から立ち技格闘技がより世間に認知されるための意見が交わされた。

　“一般の人からするとルールが分かりにくい”や“キックのチャンピオンがたくさんいて誰が一番強いのか分からない”など、古くからあるキック界の問題に切り込んだ意見が目立った。

RISEの伊藤隆代表は自分の意見をハッキリと述べた

　そんな中で伊藤代表は「今回の対抗戦は『THE MATCH』と同じようにオープンスコアにしたらどうでしょうか？」と提案。また石井館長からは「対抗戦はKOかダウンがなければドローでいいのでは？」と驚きの意見が飛び出した。

　伊藤代表は「大会の直前にルールが変更されると困る選手もいると思いますので、今後の懸案事項にさせていただきます」としたが、ファイトスタイルによってはポイントを取るのがうまい選手もいるため、慎重に決める必要はあることだろう。

K-1のカルロス菊田プロデューサー

　また、“チャンピオンがたくさんいる”問題については「たしかに、何人もチャンピオンがいるのはおかしいよね。統一ランキングを作れないかな」と石井館長はK-1とRISEの統一ランキング制定を提案した。

　現在、K-1はランキング制度を取り入れていないが、両団体の歩み寄りがあれば、もしかしたら将来的には統一ランキング制定は可能なのかもしれない。

Krushの宮田充プロデューサー

　対抗戦は互いの選手がバチバチの舌戦も見られる中、両プロデューサーは建設的な意見を持ち合い業界発展をゴールに友好関係を保っている。石井館長が仲を取り持つことで、両者のバランスが取れているのだろう。あとは、対抗戦に出場する選手が、各大会でどんな試合を見せてくれるのか。互いのプライドのぶつかり合いに期待したい！

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