【訃報】“元横綱”曙死去、7年の闘病生活、ボブ・サップ戦で格闘技へ、その後プロレスに
大相撲の元横綱でプロレスラーの曙太郎さん(54)が4月に入り、心不全で亡くなったことが11日分かった。
曙さんはハワイ州オアフ島出身で大相撲に入り第64代横綱(外国人初)となり、その後、2003年の格闘技デビュー戦となったK-1ではボブ・サップと戦いKO負けも、瞬間最高視聴率が43.0%を記録。NHKの紅白歌合戦の視聴率を超え記録を打ち立てた。
【フォト】曙とボブサップの乱闘と試合、あの人も登場!貴重な名場面も
曙さんは05年7月にはWWEでプロレスタッグ戦に挑み、勝利。以降、全日本、新日本、ノア、ハッスル、ZERO1など多くの団体に参戦し活躍した。全日本プロレスではヘビー級王者となったが14年4月に肺炎のため入院し、その後も体調が戻らず5月30日に王座を返上した。8月に復帰し全日本プロレスの取締役に就任した。翌15年11月に全日本を退団し取締役も辞任。翌12月プロレス団体『王道』の発足を発表、自ら社長に就任した。16年4月に後楽園ホールで旗揚げ戦を行なったが、17年4月11日、福岡での大会後に体調不良を訴え緊急入院。右脚蜂窩織炎や心臓の不調などもあり長期入院となった。緊急搬送されてから37分間の心停止に見舞われたため重度の記憶障害が残り、食事や着替えもままならない状態だったという。
王道は、曙さんが病気で長期欠場になったため活動休止に。そして24年4月に心不全のため死去。ともに戦ってきた武藤敬司氏は「長い闘病生活の末に、曙選手がお亡くなりになりました。大相撲からプロレス界へ、真摯に向き合う姿勢にプロレスLOVEを感じた人でした。俺の引退前に今一度闘いたかった思いもありましたが叶いませんでした。横綱、ゆっくりと休んでください。心よりご冥福をお祈り致します」と追悼した。
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